オヤビン日記
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2004年10月30日(土) 「隠し剣 鬼の爪」初日舞台挨拶&黄泉がえり

ミーハーなくまおが松たか子さんを見たいというので
隠し剣 鬼の爪」の初日舞台挨拶に行った。

チケットを買いに行ったのが発売初日のお昼頃だったのに
けっこういい席が取れて、前から3番目の端っこの方だった。

お客さんの年齢層が高いのに驚いた。
私たちより若い人はあんまりいないみたいだった。


舞台挨拶に来たのは、
山田洋次監督、永瀬正敏さん、吉岡秀隆さん、松たか子さん、
小林稔侍さん、光本幸子さん、小澤征悦さん、高島礼子さんだった。

私の席のすぐ目の前を通ってステージに上っていったけれど、
全然ドキドキしなかった。これが剛くんなら卒倒寸前かも。

当然といえばそうかもしれないけれど、
出演者の方達が舞台に上がっても声援はまったく無くて
拍手だけだったので、やっぱり SMAP とは違うなと思った。


出演者の挨拶で永瀬正敏さんが話しだそうとしたとき、
永瀬さんは胸が一杯になってしまったようで
マイクを握ったまましばらく言葉に詰まっていた。
溢れそうになる涙をこらえていたのかもしれない。

しばらくして永瀬さんは、言葉を一つ一つ選んでゆっくり話しはじめた。
その声は少し震えていた。
その姿を見ただけで、
皆さんがどれだけこの映画に気持ちをこめているのかが
とてもよく伝わってきた。

永瀬さんはテレビで見るよりもちょっとだけ老けている感じがしたけれど、
疲れていたのか、緊張していたのかもしれない。

吉岡さんはテレビでみたままだった。
声が高くてすこしびっくりした。
松さんも高島さんも、テレビで見るとおりとても美しかった。
くまおはアナウンサーさんから紹介があるまで
高島さんに気付いていなかった。
「テレビで見るより若いから、全然分からなかった。」と言っていた。

最後に退場するとき声援がちょっとだけおこった。
それに答えて永瀬さんは両手をあげてガッツポーズをしていた。
吉岡さんは両脇に入るスタッフの方に頭を下げながら帰っていった。

この映画についてはまったく何も知らなかったし
時代劇映画なんて見たことがないから
正直途中で飽きて寝てしまうだろうと思っていた。

でも、そんなことはまったく無かった。
とっても面白かった。



じつは今日は先日映画祭で見た
「いま、会いにゆきます。」の初日でもあって、
同じ建物の中で竹内さん達の舞台挨拶も行われていた。

隠し剣の映画を見終わったら、くまおが
「これから結子ちゃんの舞台挨拶があるから、映画館の前で終わるまで待っていたい。」と言い出した。
「例え中に入れなくても、同じフロアにいるっていうだけでいい。」だって。
その気持ちは痛いほど分かるので付き合ってあげた。

そのフロアには竹内さん達の舞台挨拶を待つ関係者がたくさん溢れていた。
どこで立っていようかと2人でウロウロしていたら
「黄泉がえりは予想外だったよなぁ。」という声が聞こえてきた。
予想に反して大ヒットだったっていう話をしていたみたい。
この流れで剛くんの話も出てこないかと思ったけれど、
話はそこで終わってしまった。あ〜あ。


追記
今日の0時50分頃 (ついさっき) から日テレで放送していた5分番組
「満員御礼 隠し剣 鬼の爪」に、
映画館から出てきたくまおと私がちらっと映っていた。
カメラが回っていたのは知っていたけれど、
まさか映ると思っていなかった。
2人で大爆笑してしまった。あー、録画しておくんだった…





-My追加-

映画の感想はネタバレになるので以下伏せ字
でも感想を書くのって苦手です。

時代劇というと刀で人をバサバサ切るイメージがあったけれど
そんなシーンは全然ないし、
お侍さんが大砲の取り扱いを勉強するシーンは興味深かった。

片桐がきえを思う気持ちがスクリーンからにじみ出ている感じがして、
なんとか一緒になれないものかと、途中で気をもんでしまった。

最後の決着のシーンは、どんな結果になるのかと不安だった。
「隠し剣 鬼の爪」がどんな剣なのかワクワクしていたけれど、
実際に見てみたら一瞬の技で、ものすごかった。

片桐は上司にも意見をきちんと言うし、友達の敵もとって、
最後には自分の行き方を見つけて、それにむかって進んでいった。
すごい人だと思った。
永瀬さんにこの役はぴったりだったと思う。


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