オヤビン日記
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2004年06月10日(木) 事故

今日はかなりショックなことがあった。

学校で実習の指導中に、バタン!と大きな音がした。
驚いて振り返ったら、誰も倒れていなくて、
そのときは椅子が倒れただけかなと思った。

だからまた実習の指導に戻ったんだけど、次の瞬間
「先生!先生!先生!」って興奮した大声で、何度も呼ばれた。
何事かと思って振り返ったら、学生が床に倒れていた。

慌てて駆け寄ってみたら、意識はあったからまず椅子に座らせ、
どこをぶつけたか、どこが痛いか、頭は痛いか、聞いてみた。

すると受け答えははっきりとできるのに、
その子の顔面がみるみる蒼白になった。

これには驚いた。
このままこの子は意識がなくなってしまうかと思った。

頭の中で自分に「落ち着いて、落ち着いて」って言い聞かせ、
大丈夫だと言い張るその子を説得して、
保健室 (といってもベットがあるだけで誰もいない) で休ませた。

周りにいた子に聞いてみたら、
椅子に座ったままバランスを崩して床に倒れたらしい。
お尻か腰から落ちて、そのあと頭を床にぶつけ、
一度は起き上がったのに、再び倒れて震えていたみたい。

様子を見に行こうと思っていたら
男の子は5分くらいで戻ってきてしまった。
大丈夫ですと言って、何もなかったように友達と話していた。


でも、ぶつけた場所が場所だし、
内出血をしてあとから悪くなることもあるから、
学校側と相談して、学校の車で脳外科に連れて行ってもらった。
今日の検査では頭に異常が無かったみたいだけれど、
後日精密検査をするとのことだった。

どうか、無事でありますように。


クラスには40人の学生がいて、先生は2人。
わたしが指導者でもう一人の先生は実習補助の役割。
事故を防げなかったことに責任を感じてしまう。

そのクラスの担任の先生がその子のお母さんに電話をして
事情を説明してくださったけれど、
ほんとうなら私が電話で謝罪しなければいけなかったと思う。

どうしてこんな事故になってしまったんだろう。
実習の指導方法はこれでよかったのだろうか、
自分の対処のしかたは正しかったのだろうか。


有害な物質を扱うことも多いから、実験室の中は危険がいっぱい。
薬品をこぼして軽い火傷をしたり、
熱い容器を触ってやけどをしそうになったり、
小さな事故はこれまでにもあった。

「この程度のことは分かっているだろう」
と思って注意しないでいるとだめ。
彼らは危険だということを肌身で分かっていない。
だから口うるさく注意しないと怪我するなとは思っていた。
でも転倒事故については全く頭に無かった。

もっと学生一人一人に細かく目を光らせていないとダメなんだ。





-My追加-

ショップ99のCM、まだちゃんと見ることができないでいる。
テレビをつけたままよそ見をしていて、
剛君の声に反応してテレビの方を見るのでは遅すぎる。
わたしが見るのはいつも最後の虹のところだけ。悔しいよ〜


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