今日はクラッシック音楽ネタです。

先週後半は忙しかったから、今日は家でゆっくりしたかったんだけどまた出かけました。

「バルトビューネ (Waldbuehne: 森のステージ)」という
クラッシックコンサートに行ったんです。

これはベルリンフィルハーモニーのシーズン最後の演奏会で、
いわば打ち上げみたいなノリです。
会場はタイトルどおり森の中の野外ステージ。
すり鉢状に客席があってステージのまん前、すり鉢の一番下の部分だけは芝生です。

ちなみにこのコンサートは「ピクニックコンサート」って呼ばれてるらしいです。
だからお客さんの服装もいたってラフ。
これがクラッシックコンサート？って思うくらい。
ジーンズ、Ｔシャツ、サンダル、スニーカーなんでもＯＫですね。

開場が午後６時１５分、開演は夜８時１５分だったんだけど、
みんな夕方の５時くらいから門の前に並ぶんですよ。
自由席だからちょっとでもいい席を取って、始まるまで酒盛りして待つんですね。

ビンと缶は持ち込み禁止だから、
みんなペットボトルにワインとかビールをわざわざ移して、
クーラーボックスに入れて持ってきてるの。
日本のお花見の感覚だわ。

それで門の前で開場を待つ間にもう飲んでるの。
トランプしている人もいたし。

席に着いてから観察してたら、
つまみはチーズとか野菜スティック、パン、ポテトサラダ、オリーブなんかが多かったです。
みんなちゃんとグラスとかお皿、スプーン、フォークまで持ってきてて、
場所によっては石で出来た柵の上にテーブルクロスまで広げちゃって、
キャンドル立てて、本格的なお食事みたいねっていう人もいました。
もちろん会場内でもビール、ワイン、ソーセージなんか売ってました。

ステージ前の芝生なんか本当にピクニックのノリで、
敷物しいてお弁当を広げて、ゴロゴロ寝そべってるの。
ちびっこは走り回ってキャーキャー言ってるしね。

前座？ではフィルハーモニーの中のジャズグループの人たちが演奏していて、
森の中でジャズを聞きながら食事なんて贅沢だなーと思いました。

そのあと客席ではウェーブが起こっちゃって、
そしたらなんと演奏直前でステージにいたフィルハーモニーの人も
楽器を持ったままウェーブしてるの！
こんなこと通常のコンサートではありえないよね。
このウェーブは指揮者が出てくるまで続いてました。


それで、それで、それで、
なんと今回の指揮者は小沢征爾！

MIJ じゃないけど、異国の地で活躍している日本の人を見ると感動します。
小沢さんはわたしの母と年齢が近くって、
その世代の人が外国に行って勉強するって、
今とは比べ物にならないくらい大変だったと思う。
わたしの大学の時の先生なんか、フランスに留学する時に船で行ったそうだし。

小沢さんは今でもバリバリ現役で、指揮をする姿もすっごくアクティブですごいわ。

舞台袖にはお嬢さんも来ていたようで、お父さんが指揮をしている写真を撮っていました。

あと、ビオラ？奏者の中にも一人日本の方がいらしたようでした。

わたしはクラッシックには疎くて、
音がどうとか、演奏がなんだとか全然わかんないけれど、
軽快なジャズ風で、知らない曲なのに全然眠くならずに楽しめました。

演奏会後半の午後１０時過ぎになってやっと日が暮れたと思ったら、
みんなキャンドルに火を灯したり、
花火に火をつけたりして、
もうすっごくきれいなの。
ちなみにこの花火は「線香花火の大きいバージョン」のような
音や煙がそんなにでなくて、チカチカときれいに燃えるやつです。

最後の最後はなんか有名な曲だったらしく、
みんな総立ちでヒューヒューって曲にあわせて口笛吹いて、
手拍子して大盛り上がりでした。

夕方５時前に行って並んで、席に着いて２時間待って、
演奏が終わったのが１１時近く。
やっぱりかなり疲れたけれど、行ってよかった！

そうそう、このコンサートのチケットは
あるサイトの掲示板を通じて入手しました。

２ヶ月前に自分でショップに買いに行ったら
当然もう売り切れで、一旦は諦めたんだけど、
よく行くサイトの掲示板に一週間くらい前に
「定価で売ります」っていうのが出たので
思い切って買うことにしたんです。

オークション以外で知らない人から何か買うという経験がなかったから、かなり不安でした。
チケット受け渡しの場所に行く時に、夫は
「木刀持っていかなくていいの？」
なんて言ってたけど (心配なら一緒に来てくれればいいのにね)、
無事に譲ってもらえました。

この調子でスマコンのチケットもゲットできるといいんだけどね。

なんか今日の開演前にお客さんで埋まった客席を見てたら、
スマコンを想像して鳥肌立っちゃった。
たくさんの人に感動を与えられるってすごいよ！
やっぱりスマップってすごい！ (←と日記を無理やり SMAP にこじつける)