きまぐれ日記♨
おっつぁん



 城の崎にて
2002年09月10日(火)


城崎温泉に行ってきました。青春18きっぷ消化試合、第2弾です。今日は、なぜかワタシのところに転がり込んできている居候、弟も一緒です。

城崎温泉といえば、こちらの方では、有名な温泉地のひとつです。名物は、カニ。京都からは、鈍行列車を使うと、3時間半くらいですね。特急列車を使えば、もちろんもっと速いです。

さて、城崎というと、今日のタイトルでもある志賀直哉の小説「城の崎にて」の舞台としても有名です。その他にも、城崎は、いろんな作家とゆかりの深い土地らしく、城崎の温泉街の中には、文学館などもあったりします(展示は、値段のわりにはもうひとつか?)。まあ、場所がいいということなのかなあ。適当に、大都市からも離れていますし、かといって、鉄道が走っているので、交通の便も悪くない、というところだったのではないでしょうか。

肝心の温泉の方は、源泉の温度も高いらしく、なかなかいいお湯。海岸に近いからか、なめてみると、少ししょっぱいですね。ワタシたちが入った温泉は、といいますと、温泉街でも奥のほうにある、鴻の湯という、外湯。公衆浴場ですね。500円。立派な、露天風呂がついています。いい気分。

ここの温泉街には、この項の湯のほかにも、数ヶ所、外湯が点在していまして、外湯めぐりが楽しめるようになっています。城崎温泉は、そもそも、このような、外湯を楽しむ温泉として出発したそうです。旅館の中に温泉風呂を引く、内湯が発展したのは、後になってのこと。最初に旅館に内湯を作ったときには、温泉としての方針に反するということで、訴訟騒ぎになったとか。まちづくりのあり方など、考えさせられて、なかなか興味深い話です。

城崎温泉も、よかったですね。今度は1泊くらいして、ゆっくり来たいなあ。

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