スイッチ。
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2004年11月25日(木) |
彼は彼女だけを見ている。1 |
久しぶりの日記です。 バイトの研修とかで忙しい毎日です。 この忙しさには感謝。
中村サンに告白しました。 これ以上気持ちを押し殺すことができないくらい あたしは彼を好きになっていました。
夜の11時起きてるかどうかメール送ったら すぐ電話かかってきた。
「どーしたー?」 「あら、、久しぶりだね。」
「あんなメールよこすから心配するやん。なんかあったか?」 「なんもないよ。」 「なんもねーはずねーやろ。なんかあるやろ。ハッキリ言えよ。」
なんもないよ、 言えよ、のやりとりが10分くらい続いた。 直接伝えたかったから言葉を濁した。 「何系の話なん?」 「んー、家族愛?」
家族愛、この気持ちは家族愛なんだ。 ・・・家族愛だけならいいのに。
「俺のこと好きとか?」 「・・ん?」 「俺のこと好きとかいうこと、言いたいん?」 「そーだって言ったら?」
「あぁ、そーなんや。」
「好きは好きよ。色んな好きが混ざってる。」
「やき家族愛ね。わかるよ。俺も好きちゃー好きやもんお前のこと。」 「だからって付き合いたいとか思わない。中村サンの好みとか恋愛スタイルとか全部知ってるからかもしれない。あたしのこと友達以上に見てくれないことも知ってるからかもしれない。でも、気持ちだけは伝えたかった。」 「そっか。あれかね。最近お前勉強忙しそうやし、和美ちゃんと話してると話しかけにくかったりしたし、冷たい顔されるしまともに話す時間なかったもんな。やき、こーなったんかな?」 「いや、冷たいのはアンタやん。(笑 こうならなくても伝えてたよ。」
「そっか。」
「あたしと中村サンは友達やけんこうやって仲良しでいられるんよね。^^」
「そーだな。^^一緒に帰りたいって真っ先に思うのはお前やし、他の子と帰ってもなんか違うよね。お前が一番仲いいけんかね。」
一番。 唯一になれなくても一番で我慢するべきなのかもしれない。
だって中村サンは、 「次付き合うならやっぱまゆちゃんと思う。」
唯一はまゆちゃんやから。 あたしは、かないっこない。 どうにかなるならどうにかしてたと思う。
でも「不可能」なんだ。 まゆちゃんより付き合い長いのはあたし それでも恋愛感情には勝てない。 「あぁ、ごめんな。まゆちゃんのこととか言って。」
その言葉が、胸にぐさって突き刺さった。
・・聞きたくなかったよ。
涙こらえて笑って話した。 友達でいるんだ、いなきゃだめなんだって何度も言い聞かせた。
今はもう友達できなくなってしまった。 あたしはそんな強くない。
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