スイッチ。
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朝もまた電源切ったまま登校。 お昼、メールチェックした。 中村サンから連絡なし。 さすがに諦めたかー、と思ってたら・・ 教室のドアの前に中村達也の姿が!!
どうみてもあたしを見てる。 どうみてもあたしを手招きで呼んでる。
しぶしぶ中村サンのトコへ行った。
どうやら中村サンをここまで案内してくれたのはちかみたいだ。 ちかには中村サンと連絡とりたくないことを話してなかった。 しくった。(ばきゅ。
「お前、何度も電話してもメールしても繋がらんのやけどどーしたんよ?心配して探したし。」
「ああ、電源切っといたけん。」
「は?なんで??」
「なんででしょーねー。」
あなたと連絡とりたくなかったからですよー。
「はあ?なんでか言えちゃ。人がどれだけ心配性かわかっとろーも。」
「あんね、連絡とりたくない人から連絡くるけん切っとったん!!」
「ホントか?」 嘘だよ。連絡とりたくないのはア・ナ・タ。
「ホントよ。」
「オレが関係しとるとかやねーよな?」
「なきにしもあらず、かな。(笑」
「はあ??ハッキリせーちゃ。(キレ」
「中村サンは関係ないよ。心配せんでいいよ。」
「お前は、大切なダチなんやし心配するよ。もう一人のカラダじゃねーんやしさ。(笑」
「はあ??(笑」
「だってお前はオレの娘♪」
都合のいいときだけ娘扱いするんやけん!! 学祭の準備終わったらメールしろよな、と散々言い残して 彼は短大の校舎へ帰って行った。 嵐のような男だ・・ ちかのこともあったし、メールした。
「格好いい中村達也でいろよー。」
これ以上だせー中村達也はみたくなかった。 あたしなりの精一杯の言葉だった。
「誰とも付き合わんことにしたよ。かっこいーやろ?」
全くもってよめない人だ・・
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