曹源寺でメキシコのギタリスト、ファン・カルロス・ラグーナのギターリサイタルがあった。 これには中林淳眞先生そしてアルゼンチンの美人歌手、ソフィア・ルジョーニが共演した。
プログラムにはバリオスの「大聖堂」がある。私のお気に入りの曲である。特に第3楽章のアレグロはとてもマニアックで、ギター弾きにはあこがれの一曲となっている。 これをラグーナはとてもハイテンポで軽々と弾きこなした。誰しもが終わるとため息をついた。華麗な演奏とはこのことだろう。
実は先生に、この曲を弾きたいと言ったところ、即座に「この曲はねえ、よどみなく弾かないといけないんだよ。」 そう、よたよたしていては失礼というものだ。
中林先生が、このコンサートチケットがどこかで売れないかと言われたので、勤務している会社の組合に掛け合ってみた。先生は、門下生だけで曹源寺のコンサートを聴くのはちょっとさびしいなと・・・。 組合では、全社員にビラを作成して配ってくれた。このポスターをアレンジして、ホームページからも引用しながら力作を作ってくれたのだ。 しかし、そんなもんだろう。義理でかどうかは知らないが、執行部の役員が一枚買ってくれた・・・。
ところが不安を一掃するがごとく、100人以上の人が集まってくれたのだ。 こうして「スマトラ沖地震復興支援チャリティコンサート」は無事終了した。
しかし大仕事が残っている。最後に撮った先生とソフィア、そしてラグーナの記念写真を届けなくては。次の公演に出かけるまでにと思って24時間ラボを物色したのだが、もう明日にしよう・・・。
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