psyche-deli-chic

2004年02月25日(水) 夢の効用/虐待の亡霊とACコンプレックスからの解放 part4

そうやって、徐々に徐々に、心の平安を取り戻していって、
去年の夏頃、ある本と出会いました。"本当にやりたかったことを
やりなさい"という本です。アメリカの、アーティストが
書いた本で、ものを作ることを諦めてしまった人に、ものを作る
ことの大切さを説いて、再びクリエイティブ・マインドを取り戻す
ことができるようにする、12週間のプログラムが組まれているのです。

丁度、ぴよ子の夏休みに入る時期で、わたしはその時期を利用して、
その本に沿って、リハビリをしてみることにしたのでした。
心に平安が戻ってきたとはいえ、まだまだふとした事で、情緒不安
定になってしまうことが続いていて、もうこれ以上、こんな自分で
いたくない、こんな自分でいることで、周りを振り回したくない、
と不安に駆られている日々でした。そんな時にふと目に留まった
その本は、まるで天からの一筋の光明のように、わたしの心に栄養を
くれたのでした。

本にプログラムされていることを実行していくにあたって、普段なら
していなかったような行動が増えるので、旦那の目には不信感が
露わになっていましたが、それでも、わたしを信じて欲しい、と、
本に書かれていること、自分が今何をやろうとしているのかを
手紙にびっしり書いて、旦那に読んでもらったりもしました。夏休みが
終わり、普段の生活が戻って、結局わたしはプログラムを最後まで
遂行することはできなかったのですが、それでも、効果はあった
ようでした。気持ちに軽さや自由さが戻ってきたのです。ああ、
わたしにも、まだやれるんだ、という気持ちが戻ってきたのが、
最大の救いでした。

それでも、まだ、心に巣喰っていた澱みを垣間見てしまったわたし
には心の端に引っかかるものが残っていました。いつかまた、子供と
心の交流ができなくなった時、わたしは同じことを繰り返してしまう
かもしれない、とずっと恐怖に似た気持ちを抱いていたのです。
秋になり、旦那のおばあちゃんの危篤状態が続く頃、今まで経験も
したことのないようなことが立て続けに起こり、そんなことへの
恐怖心も相まって、わたしは、クリニックとは行かないまでも、
なにか、ヒーリングを受けてみようかな、という気になっていました。

それまでは胡散臭い、と思っていたジャンルの世界だったのですが、
わたしは、今まで胡散臭いと思ってきた世界を、子供の頃のように、
また受け入れることにしよう、とある日、決心した背景もありました。
ネットであれこれ検索をかけて調べていたら、ふと目に飛び込んで
きたのが、色々なパワーストーンを体の上に並べてヒーリングを
する、というクリスタルヒーリングだったのです。

何カ所か当たりを付けて、一番通う距離が近いお店に電話して
みた所、その日は、他の予約が入ってしまっていて、当日は
無理とのこと。その日だったら空いていたのになぁ、、、と
思いつつ、そのお店は諦めました。

それでしばらく、クリスタルヒーリングのことは諦めていたのですが、
自分でも石のことをもっと勉強してみよう、と本屋でクリスタル
ヒーリングの本を買ったり、今まで行ったことのなかった石のお店に
足を運んでみたりしてました。そういえば、QACにも、なんか
クリスタルの本が置いてあったなぁ、と久しぶりにQACを覗きに
行って、クリスタル・ジャーニーという本を買ったのでした。
JaneAnnさんという、クリスタル・ヒーラーの人が書いた、やたらと
豊富な石の種類と、豊富な情報量のある、面白い本でした。

そして、あれ?この人ってもしかして、、、?と思い、後日また
QACに行ってみると、確かに、お店の一角に、JaneAnnさんの
写真が飾られているのです。そして、その周りに、JaneAnnさんが
ワークで使っていたという石がたくさん並べてあったのでした。
その石たちの前でしゃがみ込んでいたら、お店のカウンターで
元気におしゃべりしていたお姉さんが一人、つかつかとわたしの
ところにやってきて、話しかけてきてくれました。後で知ったの
ですが、それがQACのオーナーさんの、直子さんだったのです。

結構何度も通っていたのですが、直子さんにお会いしたのは、
その日が初めてでした。そんな初対面のわたしに、直子さんは
小さな椅子を運んできてくださり、まあまあまあ、これにかけて、
ゆっくり見ていってやってくださいよぉ〜、と声をかけてくれた
のでした。それでも、何をどうしたらよいのかわからず、躊躇して
いたら、直子さんが、今自分の考えてることを頭に浮かべて、
じっと心を静かにしてから、目を開いたら、何か石が光って見えたり
これだ、って思えたりするから、そういう石を選んでみて、と
アドバイスをしてくれました。

しばらく石を眺めてじーっと考えてからわたしが選んだのは、ごろっ
としたクリスタルと、ピンク色のインカローズ、ロードクロサイト
でした。直子さんは、あぁー、いいね〜、いい感じ、今頭に思い
描いたことは、ちゃんと手にすることができるから、そのまま
そこに向かって歩いていくといいよ、というようなことを言って
くれました。

わたしはhappyに超がつくような思いで、家に帰り、また石を
観察したり、本を読んだりしていたのでした。そして、QACの
サイトを覗きにいって、初めて直子さんがオーナーさんで、
実はクリスタルヒーリングもなさっていることを知ったのです。
あー、これがご縁だったんだぁ、、、。わたしはそう思い、後日
QACに電話して、直子さんのクリスタルヒーリングの予約をさせて
もらうことにしました。外出中なので、スケジュールを確認して
折り返し連絡させて頂きます、とのことで、直子さんご本人とは
お話できなかったのですが、しばらくしてからスタッフの方から
ご連絡頂き、なんと希望した日に予約を入れさせて頂いたのでした!

はぁ。またこんなに長くなってしまった。直子さんのヒーリングの
話は、詳しくはまたの機会にするとして。QACのサイトで、直子さん
も、子育て中のお母さんと知ったわたしは、直子さんに子育てに
関する相談もしてみたのでした。直子さんは、全然心配すること
ない!と言い切ってくれ、ヒーリングが必要な状態ではないけど、
でも、やっぱり石を使って経験してみたいでしょ?!と、憧れの
クリスタルヒーリングを体験させて下さることに(^^

じゃあ、インナーチャイルドに会いに行ってみましょう、と
その日は、わたしの中の子供時代のわたしに会いに行くことに。
ついでに、他の人にも会ってしまったのですが、やはり長く
なるので、詳細はまた後日(笑

とにかく、そんなんで、わたしは初めてインナーチャイルドに会いに
行く、というワークを経験して、これからも続けていってみてごらん、
という直子さんの言葉に従って、月に1度くらいのペースだけど、
時々、石と遊んでるついでがてらに、時間が空いた時に、子供の
わたしに会いにいくようにしています。まだ、完全に仲良しに
なった訳じゃないけど。この間は手を繋いで歩けました。

んー。なんでこんな話になったかと言えば、冒頭に出てきた、
今日の昼寝の時に見た夢の話に戻るんだけど。←こっからかい(笑

おととし去年と、さんざん色んな不思議な夢を見続けていた
わたしは、夢のことに興味を持って、なんとか夢占いやら
なんとか夢辞典やら、と言う類の本を読みあさっていたんです。
その時に知ったのですが、夢にも、色んな効用があって、その中の
1つに、もう過去のことは終わったんだよ、と夢が教えてくれる
ことがある、というのです。

終わったよ、過去のことになったよ、と、夢が語りかけてくるのだ
そうで、つまり、過去の辛い経験は、本人が受け入れられる準備が
できていない内は、深層意識にしまい込まれてしまうのだけど、
本人がその過去を思い出しても大丈夫なくらい快復すると、夢と
なって思い出させて、もう大丈夫、過去のことだよ、という
メッセージになって表れることがあるのだそうです。

今日のお昼に見ていた、娘を攻撃してしまう夢は、まさにその夢
だったんじゃないかな、と、起きて頭が醒めてくる間、ぼんやりと
考えていたのでした。すごくイヤな夢だったのに、あ、前にこんな
気持ちになっていた事があったな、と思った。しかも、そういえば、
最近、こんな風な気持ちになったこと、なかったな、って!!!

何が、ここまでわたしを快復させてくれたのか、本当の原因は
わからない。たまたま、子供の成長過程で辛い時期にぶつかって
しまっていただけだったのか、はたまた、わたし自身が危うい
時期を迎えていただけだったのか。旦那の仕事が忙しくて
追い込まれていたのか、自分のやりたいように生きていなかった
ことに、目をつぶってきたからだったのか。インナーチャイルドの
声を無視してきたからだったのか。それとも。その全てが複雑に
絡まっていた事が、原因だったのか、、、。

何か効いたのかはわからない。でも、確かにわたしは変わったみ
たい。相変わらず、3人の子供に翻弄されて、一人一人にきちんと
手をかけてあげられず、本気モードに入ると、ほんっとに怒るよー!
と宣言してから、デカい声で叱りとばしたり、手に余る時にはやも
ちゃん達には、げんこつ喰らわせたり、おしりペンペンしたりして
いるけど、わたしは子供に怒ることが、前よりちょっとだけ上手に
なったかもしれない、と思う今日この頃なのです。前みたいに、
怒りと同時に、憎しみのような激情に駆られることが無くなった
みたい。叱っている時の訳のわからなさが軽減してきている感じ。

いろんな場面でわたしを助けてくれた色んな人たちに対する
感謝の気持ちでいっぱい。みんな、ありがとう!!

そして改めて思いました。求めれば与えられる、って本当だ、って。
すごく長い時間かかったし、回り道もしたけど、わたし、なんとか
アダルト・チルドレンコンプレックスから抜け出すことができそう。
子供達をちゃんと素直に愛することができそうな気がしています。





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