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はたらいている - 2007年09月22日(土)


2年ぶりに、体力的になかなかしんどくなってきた。それでもみんなよりは楽な方だ。帰る時間もずっと早いし、休日出勤も数えるほどしかしていない。
そして今回は、ここを乗り切れば必ず終わる。あと3週間。もうすぐだ。
疲れてゴハンが食べられなくても、目をつぶったらすぐに目覚ましが鳴るように感じる生活でも、自分の動きが「それ」に寄与した感覚がある。「わたしがいなくちゃ進まない」とかそういうことではない。ただ、働いたなあという感覚だ。

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「俺がやらなきゃって思うから、病気になるんだ」。
その通りだと思う。自分にできることは、他の人にもできる。そう思って働くほうが、精神衛生上いい。でも、自分にできることをできない人がいるからと、その人を責めてはいけない。お互いしんどくなるだけだ。結局みんな、できることしかできない。自分にできることを、できる人がやればいい。できるだけ頑張ればいい。

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もうひとつの大イベントを3週間後に控え、「今からでも辞めさせてもらえませんかと言いたい」と言い出す人がいた。やらなければいけない作業が膨大で、期限までに終わる気がしないという。
もっと聞くと、あのときこう言えばよかったのかなとかこうすればよかったのかなとか、後悔ばかりを口にする。そして最後に、作業手順はわかるのに、頭も手も動かないのだとうずくまった。
周りに相談したかと尋ねると、忙しそうにしている先輩たちや上司には相談できないと言う。間違いなく、とてもまずい状態。職場に来ているだけマシ。

そんなその人に、以前の自分を見た。

相談できないのも、周りに手伝ってと言えないのも、結局はプライドの高さゆえだ。あのときわからなかったことを、うずくまったその人から、鮮明に見出すことができた。
自分では何もわからないのだ。手伝ってと言ってくれればいいのにと周りは思う。なぜそんなことが言えないのかと訝る。そして本人は「自分がやらなきゃ」と凝り固まっている自覚はない。手伝ってと言ってはいけないのだと思い込んでいるのに、そのことに気づかない。相談できないのを忙しそうな周りの人のせいにして、できない自分を認めることができないでいる。それなのに、人一倍、できない自分に嫌気がさしている。山のようにそびえるプライドが、どうしても崩せない。

仕事は一人でするものじゃない。あの頃よくそう言われたけれど、本当にはその意味を知らない自分に薄々気づいていた。それでも、必要な報告も相談も、していると思っていた。全然違っていた。

一人ひとり、それぞれの立場があり、働き方があり、目標がある。でもそれを是が非でも通そうとすると、必ず誰かの立場や働き方を邪魔することになる。それでも総体として、一つの目標を目指していかなければいけない。そこに仕事のしんどさがあり、おもしろさもあるのかもしれない。

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今年もあと3ヶ月余り。そろそろ、決めないといけない気がする。




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INDEX
past  will





Not one night
one single day
that I wouldn't give to you
So with all my might
in every way
I'll try to forget to you

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