ぱちん - 2006年01月11日(水) わたしたち二人は多くの場合すれ違っていて、歯車がうまく噛み合わない。 いつもどちらかが、何か複雑な気持ちを抱えていたり、応えることのできない状態にあったりする。 普通ならそこで諦めるのだろうけれど、どういう訳か、この気持ちの放出を、止めることができない。 今はわたしが、自分勝手に出し続ける側。 そして彼は、それを理解しつつ、逃げる側。今は。たぶん。 液晶に浮かぶ言葉や顔文字から伝わるものを読み取りたいのではなく、声を聞き、姿を見て、触れることで感じたい。今はそれだけが願い。 電話に出てほしいと言ったら電話に出るだろうと思う。でも電話に出てほしいとは言えないし、わたしの思っていることはわかっているように思う。声が聞きたいという台詞は、もっと言えない。 そして今日も、ぼんやりと光る液晶を眺めるのだ。 -
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