酔っ払い - 2005年04月08日(金) いや、わたしではなく、電話の相手が。楽しそうに酔っ払っていた。 こちらに来て、親以外で初めて自分から電話したのは、やはり予想通りの相手だった。結局いまだに本格的な就活に入れていないらしい。 変なところに気を遣う癖のあるわたしは、この先もしばらく、今のような息苦しい気分でいるのだろうと思う。自分が変に気を遣っただけなのに、それが理解されていないと勝手に思って勝手に苛々する。大損だ。仕事先の人、という位置づけで入ることができれば、それはある程度軽減されるのだけれど、同期となると少し違う。ペースを乱されることではなく、こちらの気遣いが気づかれないことが、しんどい。しかし、ほんの少しの言葉の違いが、印象を大きく左右するものだと学ぶ。 隣でずっと不平を言われるのもしんどかった。思っていることは同じだという場合もあった。でもそれをはっきりと不平として出されると、なんとか保っている気持ちが、途端に刺々しいものになってしまう。そして思っていないのにそういう言葉を聞くと、うんざりした気持ちになる。今の時点では、「わたしはそうは思わない」と伝えることが、できないからだ。 これまでどこでもそうだったけれど、最初に仲良くなった人とは、あまりうまくいかない。ああ居心地悪いなあ、と思っているのに、最初にできたグループからなかなか抜け出せない…ということも多い。そして、それを越えて「なんとなく」グループになることは、とても苦手だ。これに関しては、やはりマイペースでいくしかないだろう。 来週からは、それぞれローテーション研修が始まる。出勤する場所もそれぞれだ。もちろん同じ建物の同じフロアに出社する同期もいるけれど、基本的には個人での行動、配属先での指示に従うことになる。この一週間で抱えた不満は、長いスパンで考えればほんの一瞬の感情だろう。週末で頭と気持ちを切り替えて、レポートに書いたことを実行しなければならない。 相手が酔っ払っていたおかげで、変な愚痴を言わずに済んだ。一人になりたいと思っていても、気心の知れた人との会話を楽しむことは、やはり必要らしい。でもおかげで、二週間前と同じことを、少しだけ思った。会いたい。 -
|
|