近くにいたらよくない - 2005年01月26日(水) あれが一段落したら次はこっち、になるであろうことは、最初から…というか、身体がおかしくなった時点でわかっていたことだった。順番通りに考えなければならないというだけのことだった。 今のわたしには、なっつに迷惑をかけずに生きていくことは、できないらしい。 彼が何を考えているのか、わたしにはわからない。 自分の何が彼の迷惑なのか、わたしにはわからない。 ただ、迷惑をかけているということだけが、わたしにもわかる。 わからないことをわかろうとしているかと問われれば「わからない」と答えるだろうし、このままわからなくていいのかと問われても「わからない」と答えるだろう。 もう、彼なしで生きていくことは、考えられなくなってしまった。 でもそれは一緒に生きていきたいという意味ではない。そこから既に、おかしい。 だから、「ある意味」誰よりも大事だ、と思っても、全てはそこで止まってしまう。 なに?「ある意味」って。なに? 困ったときに頼ればかならず助けてくれるから、だから大事なのだとしたら、本当に最低だ。そしてそうだとしたら、ひとには偉そうなことを言っても、自分だって、何年も前から何も変わっていないということだ。 そうなの? そうかもしれない。 わからない。 たぶん、何かが大きく、間違っている。今でも。 そしてわたしのそういうところが、きっと彼を、苦しめている。今でも。 でも、それに確証はない。それすら、間違っているのかもしれない。 わからない。 そう。 彼の言葉がわたしに響かないということはないだろう。 もしも響かないとしたら、それは関係性の問題ではなく、わたしがその言葉を理解できないだけだ。 そして、もしも彼が思っていることをわたしに告げたら、今のわたしはきっと壊れるのだろう。彼はそこまでわかっていて、だから言わないし言えないのだろう。 わたしはこれまででルール違反を犯しすぎている。 やはりもう、近くにいるのはよくないような気がする。 やり直すには、もう遅い気がする。 電話越しに、あのひととはまたやり直しだ、と呟いたら、「やり直せるならいいじゃん」と彼が言ったのは、あれはもしかしたら、わたしたちのことなのかもしれない。 -
|
|