力強く生きろ。 - 2004年02月02日(月) 論文を出してきた。 今回は論文のことをかなり後回しにしてきたので、ひどいものだ。 レポート以下としか思えない。 今日が提出の締め切りだったので、指導教官と副指導教官の判子をもらって提出したが、教官と相談して、場合によっては後日差し替えて、それを学校に残すことも検討している。学位論文ではなく審査もないのだから気楽に、と指導教官は言ったが、むしろあなたについているから気楽なものは残せない、と言いたかった。差し替えを検討する最大の理由は、本人として、到底納得のいく出来ではないことなのだが。 そうは言っても、あの状態できちんとした論文を書こうというほうが間違っているとも思う。見方によっては、出さないほうがましだ。 提出を済ませ教官との面談も済んで、副指導教官にきちんと挨拶をしようと研究室を訪ね、少し話をした。 指導教官には今は言えないことがあるので、そのことを話してきた。「まだ決めていないので」とは言ったが、わたしがもう決めていることはわかっていると思う。 先生はそういう顔をした。 退出するときに、まっすぐに言われた。 「力強く生きろ。」と。 そういう種類のことばをしっかりと言える先生だ。皆の前でもきちんと言う。 わたしが、本当は何を迷い、何を考えていたのか、わかっているのだと思う。 それでいて、なぜ本当のことを言わないのかも、わかっていると思う。 高校時代に「お前は真面目だから、もっと遊ぶといいよ」と言った先生に似ている。 思う存分エレクトーンが弾きたい。 -
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