きちんと授業してください。 - 2003年10月24日(金) 2限の講義がおもしろい。 「社会心理学概論」を文学部の2年生と一緒に受けている。 さすがに知り合いはいないので自分だけが頼りだけれど、おもしろい講義でよかったと思う。 しかし、一般教養科目ではなく専門科目としての概論は、大体がおもしろい。 おもしろくなかった授業も当然いくつかあるけれど、概ねおもしろいと言える。 それで、おもしろくなかった授業がなぜおもしろくなかったのかを考えてみると、これはやはり、先生の話し方がおもしろくないからだろう。 たとえばヒゲなんかは、自分で「ぼく授業するの面倒だから」と言うだけあって、飛びぬけておもしろくない講義をしてくれる。 大学の先生は、教え方を教わることはないのだから、ストラテジックに講義をしてくれなくてもいい。 けれど、自分のやっていることがおもしろいという気持ちがあるなら、そのおもしろさを、少しでも多くの学生にわかってもらおうという心構えで講義をしてくれてもいいのではないかと思う。 その意味では、恍惚とした表情で「フグ毒ってすごいんですよ…」とつぶやいていた薬学部の助教授の講義はよかった。学部1年のときに履修した講義だったけれど、今でも憶えている。 だから、自分が話してるだけの授業に「TAだから」とか言って、雑用をさせるためだけのM1を連れていくより、授業の中身と話し方をきちんと考えたほうがいいと思うんですけど、違いますかね、ヒゲさん? 「うちの講座に来る学生を増やすためにも」と言うけれど、そもそも、雑用を言いつけられている先輩がいるのを見て、「この講座、魅力的☆」と思う学生がいるわけがない。 うちの講座を希望する学生がますます減るだけだと思うが違うだろうか。 -
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