「六月の花嫁」


明日は妹の結婚式です

なので今日は色々と忙しい日でした

付き合う男だいたいがろくな男ではなかった為

(わたしなんかより美人で乳デカイのに男運とはおそろしいものです)

周りは心配し続けていたのですが、漸く一安心か

と胸を撫で下ろしております。

妹の性格を思うと多少、心配は残るのですが

まぁなるようになるだろう。

妹はわたしと全く違う性格で比較的おとなしいです。

わたしはといえば、今までいただいた事のあるお言葉を三つ挙げると

「直下型」

「ヴァイオレンス」

「プチヤクザ」

こんなもんですか。

妹はそういう姉を見ながら「こういう人間にはなるまい」という

指針のようなものに沿って生きてこられたものと思われます。

なので、姉が言うのもなんですが、気持ちが優しい子です

レンタルビデオを一週間ほど延滞してしまって

返しに行くからついてきて欲しいと言われた事があります

面倒なので「いや」と言うと

どうしてもついてきてもらわないと返せないというので、ついていってやりましたよ。

そしたら車の中でこの台詞ですよ。

「返す時に店員になんか言われそうになったら、すぐに飛んできてオラオラ言うてよ」










(゚Д゚)ハァ?







そななにか。わたしはヤクザか。

ちゅうかですよ。

延滞一週間で怒り狂い、こっ酷く叱咤するレンタルビデオやさんが何処にあるんじゃ。

妹の、こういう類の話は尽きる事がありません。

明日でお嫁に行ってしまう妹に何も言ってあげてないのですが

一言、これだけは言いたい。

あなたと姉妹で大変おもしろかったです。

これからも姉妹という事は変わりません。

でもわたしはあなたの用心棒でもやくざでもありません。

必ず倖せになれ。




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