「ナチュラル志向」

最近、男性の趣味(外見)の変革時期が静かに訪れたように思われる。
低音でぼそぼそと喋る某最近ハイドと仲良しなゴシック諸ヴィジュアルバンド出身の彼の濃ゆい顔面にも完全に飽きました。
以前より、わたしの視覚を牛耳るどっかの部分が囁いていたのは知っていたのです。

「もっとナチュラルなのがいい」

こうしてわたしはヴィジュアル志向からナチュラル志向へ。
そういう時期にちょっとばかり惚れてしまった某俳優。笑貌に惚れた。
自分でもその俳優に心を奪われるなぞ信じられん。
でも癒されるんです。癒されてしまうんです。

物凄く久方ぶりなわたしの密かな恋を周囲に告知すると直ぐ様ステキな反応が。
厭そうに首を横に振るだけだったり、
「何かあったの?」とか、
「ちょっとチガウんじゃないか」とか、
「疲れてるんだね」とか、
どんどん違う方向に逝ってしまっているわたしを、皆やさしく諭してくれました。

本来、絶対に好まないようなヤサ男。
わたしも自分でオカシイと思います。疲れているんです、きっと。
だから癒されたいんです。そのヤサ男の笑貌に。はふぅ。


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