「白に折り重なる白の、 BLANC TO BLANC」

──── 誰かにとっての赤は誰かにとっての青でもある。
白地に白字で書けば他に見える筈もない。
そのようにして己が魂魄を言葉として刻んでいる。
誰の為でもなく己の為だけに。
見せ方などどうでもよい。見え方などどうでもよい。
虚像の殻など、必要ない。
さあ、あなたにはわたしが見えるか?



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