蕩尽日記...OG-Love

 

 

凱歌 - 2005年06月19日(日)

ナラビ一時間経過(6:56)


報われる。

彼女たちが「初単独」ならば、僕も孤独な闘いを続けること六時間。
此処に至る迄にも、万端の備えで始発の地下鉄に乗ったものの、会場最寄り駅で下車の折に必死すぎて、買い込んでおいた貴重な朝食用の握り飯とペットボトル飲料を車中にむざむざ置き忘れてきたり、毎度の事ながら、はじめは九十人くらいだった前列の構成人員が時間経過と共にみるみる膨れ上がっていったり、頼みの購入制限が「どうか、抑えてくれ・・」という他力本願な希いも空しく「一人5点まで」という緩慢な規制にとどまっていたりと、かなり雲行きの怪し気な、幾多の不安要素を抱えつつも、それでも最後には勝った。どうにかこうにか勝ち残った。誰からも称えられぬ勝者だ。明日という日に於いては、はや無価値な勝利だ。それで一向構わない、追うこと自体に意味はある。


□出光美術館『茶陶の源流 和のうつわ誕生』




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