蜷になりたい - 2004年07月18日(日) そーか、名古屋では、キッズまつりなのか。 でも当然、行けないから、またぞろ例のお題。 熊井ちゃんは、河野愛って生徒の役でした。よく視たら、名札に「かわの」って、書いてあった。 初見の時には、その緩急のつけかたが、巧いなぁ、って演出の方面に感心していた、梨沙子ちゃんが「上級生に食って掛かる」シーン。 劇場作品のオリジナルなんだけれど、とても好きな場面です。齢僅か9さいの母親の、勁く気高き姿に、胸拍たれます。 いとけなき少女がその小さな胸に抱えし大いなる母性という点では、なんとなく、“ダン”のおかあさん、だった、佐紀ちゃんや桃子ちゃんたちとの構図に似ている気もするけれど、ダンは、少々誤解を招きそうな言葉で言うならば「かわいそうな犬」だった、ってあたりの事情と、決定的に異なっている、と思う。 比加里ちゃんは、「ほたるのおかあさん」であると同時に、ホタルとは「星のきょうだい」の関係でもあるんだ。 それに、梨沙子ちゃんが本編で最初に喋る台詞(正確には、「ただいま」って言うシーンがその前にあるけれど)、これは文庫版ではだいぶ後になってから(全五章中の第四章。p.177)発している呟きなんだけれど、これを態と第一声に持ってくるあたり、改めて、あぁ凄いなぁ、って思う。 ...
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