旅のおわり - 2003年08月24日(日) 大いなる帰還(22:00) 各地に滞在中のことも、思い出しながら、この日記に書こうと思います。 兎に角、戻って来れましたが、もう「最悪。《超》が付くくらい、最悪。信じらんねぇよ」と、バート・シンプソンの口吻が移ったかのような、失望感です。 最後の最後で(たぶん、米原で乗り換えたとき)「18きっぷ」、無くしました。 僕の五日間の軌跡の証が、何処かへと消えてしまった。 新快速に乗っているときに気付いたけど「改札出られないんじゃないか?」なんて心労より、「8.24 柏崎駅」の改札印が入った大切な想い出の品モノが無くなってしまったことの喪失感で、人生、厭になりそうです。 原因は自分なんだけど。 この日は、前の晩、ちかくの公園で寝た「青山」って駅から「新潟」に戻って、再び越後線で「柏崎」に。 三日前とは別の、駅南口を散策してみる。 国道沿いのコンビニで立ち読み。柏崎の街で、なかなかにイイ先輩ぶりのまこが載っているモーチャンを眺める。不思議な気分だ。眩暈がしそうなくらいだ。 電池が残り僅かになった携帯のまこ着信ボイスを鳴らしてみたりする。小川ちゃんの明るい声が、彼女の生まれた街の空気に溶けてゆく。何だか鮭の稚魚を川に放流したような気分(実際はそんな事したことないけど)。 去り難く離れ難き街よ、さようなら。もしかすると、もう二度とここへ戻ることはないかもしれない。仮に再訪することがあっても、三日前や、今日のような気持ちが僕の心を占めているという保証は全く無い。もう既に、三日前、初めて訪れた時の新鮮さは少なからず失われている。だから、より正確に言おうとすれば、僕の人生に於いて、今日この日の地点に再びモドルことは出来ない、そんなこと。 またこれから、遠く離れた土地で、幼い日のまこの姿がいつもどこかにチラついている素敵な街のことを、ときどき思い出したりする生活に戻ってゆきます。 さようなら。 ...
|
past will |