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■ 地球の中の人間、人間の中の細胞
先週の話だが、忙しくて 書けなかったので今回書こうと思う。
先週、ちょっとした親孝行にと、 食器洗いを手伝っていた。 そのときにちょうどテレビでやっていた 番組が『ガン特集』であった。 その中で特に興味を持ったのは、
「なぜガンは発生するか?」
先週の話なので、うる覚えだが、 ガンはそもそも人間の細胞の特殊変異に よって生まれる。(というか変質する という言い方がいいのかな?) そして、生まれた1つのガン細胞は 体内に命令を出し、自分に栄養を与えるため 血管を引っ張って、自己増殖をする。 さらに、血管を通路として各種臓器に 飛んでいき、例えば肝臓だったら、 肝臓の細胞が持つ役割を外して 自分の細胞に化してしまうのである。 そして何も役割のない、ただ増殖するための ガン細胞は際限なく拡大し、 それが人間にとっての死につながっていく。 それを見て…
人間の世界と同じじゃない?
要は、自分が住んでいる体内でより良い環境に していこうとする細胞が集まって、 人間というものができている。 (例えば栄養を確保する役割 を持った肝臓という臓器) そして、目的を忘れ、自分だけよければいいと 増殖し、他の細胞が持つ目的を忘れさせていく 細胞。それがガン細胞のように感じる。
地球に住んでいる人間というのも 全く変わらないような気がする。 自分だけよければいいという人間が集まること によって過去にたくさんの過ちを犯してきたので はないか?
自分だけよければという考えには限界がある。 なぜなら人間を構成する細胞の世界でさえ 限界があり、それが人間、ひいては地球の 死を意味するからである。
2003年03月01日(土)
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