【虎の自叙伝〜その27】 プラモデル
プラモデル作りにはまったことがある。小学生の頃だ。当時はやっていたのはサンダーバードシリーズ。僕らの間では、絶大な人気があった。覚えている人もいると思うけど(30歳以上かな)、あのアメリカの人気テレビ人形劇でだ。サンダーバード1号から5号まですべて買い揃えた記憶がある。特に人気のあったのは2号。コンテナの中身を自由に替えられるのだ。知らない人には何のことかわからないと思うけど、文章では適切な説明ができない(そこまでの文才がない!)ので、ここでは省く。 そういえば、今思い出しても赤面してしまうような出来事があった。このドラマに出てくる乗り物で地面を深く掘り進むドリルタイプのものがあって、もちろんプラモデルでも発売されていた。子供心にこれはかっこいいと思って、リモコンで動くやつを買ってさっそく試してみたら・・・。テレビの中では颯爽と地面を掘り進んでいったのに、なんで!結果は見るも無残。砂山でさえ掘れない。プラスチックの先端は傷だらけ。あたりまえのことなんだけどさ、当時の僕は本気で掘れると信じていたからすごいショックだった。みんな、こういう経験をしながら大人になっていくんだろうな。世の中って嘘つきだ。
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