2001年02月12日(月) |
P25:エスカレーター |
【虎の自叙伝〜その25】 エスカレーター
そもそもエスカレーターが苦手だったのだ。何がって?それはエスカレーターに足を乗せる瞬間、がである。平らな金属パネルが階段状に変化するあの瞬間がどうも苦手で、つい足をとられそうになってしまうのだ。友達はスイスイ乗っていくのに、僕だけがうまく乗れない。これはいったいどういうことだ!そんな思いが僕の苛立ちを益々増幅させるのだ。僕がまだ小学校、それも低学年のころの出来事である。 どうしてあんなことになってしまったのだろう。今もって謎である。
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