2000年12月24日(日) |
P11:はじめて買った洋楽シングル |
【虎の自叙伝〜その11】 はじめて買った洋楽シングル
掲示板でも書いたのだが、初めて買った洋盤は(もちろんアナログ盤)ジグソー(ジグゾーだったかな?)の「スカイハイ」という曲だった。僕がまだ中学生の頃、プロレスがテレビのゴールデンタイム(夜8時)に放送されていて、その画面を通して聴いたのが初めてだった。ミルマスカラスというメキシコの覆面レスラーのテーマソングとして使われていたのだ。このミルマスカラスの空中殺法はまさに芸術品で、その華麗な技の連続に僕はたちまち虜になってしまった。その彼が入場する時に流れる曲、それが「スカイハイ」だ。当時はものすごくアップテンポな曲に聴こえたのだが、今あらためて聴いてみるとそれほどでもない。こんな感覚って誰もが経験していることだろうけど、これが音楽の奥深さでもあると思うんだ。だって、記録されている音は普遍的なモノなんだから(音質の劣化は別として)、違いがあるとすればそれは僕ら聴き手側にあるはずだ。年齢や、感情、環境などでその受け止め方がまったく異質なモノになってしまう音楽の摩訶不思議な世界。だからたまらなく好きなんだよなあ。 このあと僕の格闘技への興味は、あの初代タイガーマスクへと継承されていく。そして音楽の方は、あの超ド派手バンドKISSへとなだれ込んでいくことになる。続きはまた次回。
|