虎平太の四方山日記
虎平太の日常を書き綴った日記みたいなものもの・・・。毎日更新(の予定)。

2000年12月23日(土) P10:怪獣写真/D9:雪山とエレベーター

【虎の自叙伝〜その10】 怪獣写真

小学生のころ、怪獣写真なるものがよく駄菓子屋に売っていた。当時流行っていたウルトラマンやゴジラの写真が多かった。どうやって買うのかっていうと、ハガキ大の写真が30枚ぐらいの冊子になっていて、1枚ずつ封筒に閉じてある。つまり買ってその封を開けるまで内容はわからない仕組みだ。たしか1枚5円だったと思う。僕はいつのまにかコレにはまってしまっていた。コレクターといってもいいぐらい、おこづかいの大半はその写真に消えていった。覚えているだけで、600枚以上は集めたんじゃないかなあ。でもある日、どういうわけか近所のともだちに全部あげてしまった。どうしてあげちゃったのか、どうにも思い出せない。飽きてしまったのか、親に怒られたのか、それとも・・・まあ、今となってはどうでもいいことだけど。でも、時々思うのさ。今も持ち続けていたら、きっとスゴイ価値のあるものだったに違いないって。「なんでも鑑定団」とかに出しちゃったりしてさあ。でもそのあとのことを考えるとちょっと怖いけどね。だってさあ、もし想像よりもはるかに上の金額なんかで査定されたりしたら、果たして売ろうと思っただろうかって想像してみてくださいな。まさに禁断の果実かも(笑)。でもマジにどうなんだろう。そのときになってみなきゃわからないけど、たぶん売らないと思う。いや、そう思いたい。いやいや、そう思いたいだけかも知れない。そんな風に考えると、やっぱり持っていなかった方が正解だったのかも。

【四方山日記〜その9】 雪山とエレベーター

昨日今日と久しぶりにいい天気だったので、雪のアルプスがとてもまぶしく見えた。こんな気分のときは何かにひらめくものだ。去年購入したばかりの一眼レフのカメラに、撮りかけのフィルムが残っていたことを思い出す。僕が住んでいる部屋からは、ラッキーなことにその山々の頂が視界いっぱいに見える。少しひんやりしたベランダに出て、何枚もの写真を撮った。町並みを覆うようにそびえたつアルプスの山々。毎年見慣れているはずの何気ない風景が、とてつもなく新鮮に思えるのはなぜだろう。
どうやら昨日からの僕は、この雪山に心を惹かれているようだ。気が付いたら近くのビルの展望台に登り、ただ漠然とその山々を見ていた。右の視界に雪のアルプス、左の視界に日本海。都会の雑踏からは考えられないような贅沢な風景だ。ただそれだけのお話。

PS
今のエレベーターって、動いているのがほとんどわからないくらい静かなんだって今日気が付いた。まるで静止しているような感じ。子供のころはエレベーターが大嫌いだった。だって、一瞬無重力のような感覚になるでしょ、そうジェットコースターに乗ったときに味わうあの感覚。あれがとても気持ち悪かったから。テクノロジーの発達ってほんとスゴイと思った。これなら1時間だって耐えられそうだ。おわり。


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