針が降るよう。 雨が厳しい夕方も夜も。 頭から肩から、数千と針が突き刺さる。 あぁいやね。 嘘をついてしまうの。 嘘じゃなくても、嘘になってしまう。 あたしは厭な生き物だ。 何時までもふらりふらりして、本当に。 何が誠実だ。 出来ない約束をするからそう嘘になってしまう。 約束がこわい。 携帯もこわい。 とてもおもたい。
耳鳴りがした。 痛いのが頭を右から左へ貫通していった。 息の止まるような感動を覚えた。 好きな曲を初めて友達の車の中で聴いたら、余りに絶え間なく。 息が吐けず、少しだけ泣いた。 おやすみなさい、明日はいい日にならないような気がする。
|