安定剤をのむ癖に、安定なんてハナから望んでいなくて、 不安定さに魅力を感じてるあたしは、君が大嫌いな自分が好き。 人数を数えたり、順番をつけたり、捨てたり、殴ったりしてた、 ひと同士だからひとをどんな風に扱ってもいいと思ってるんだよ。 名前を呼び間違えたり、それを誤魔化してさえ、自分が一番でいたいか。 寂しいなら死んじゃえよ。
あたしは無口な方で、それでも其処にいることを認められてるから居る。 喋っても喋らなくても、そうすることは強制ではなく、自然で、 饒舌なひとが居るように、あたしは無口で秘密ばっかり連れている。 聞き上手だとかそんな器用な存在でもなく。 ただただ黙って、楽しそうに話しているひと達を見ているのが好き。 他人じゃなくて、友達に限って。 それでもいいと、あたしを隣において、遊んでくれる友達が居る。 テンションを望むなら、勝手に選べばいいじゃない。 あたしは変わらない。 変わるのなら、自分の意志で。 あたしは選ばない。 あのこもあたしを選ぶ訳じゃなく、一緒に遊ぶ。 喋りたいだけなら、他に行けよ。 あたしはあいつの望み通りに生きてない。 そして、とてもつまらないひとだ、と何時も思って仕舞う。 本当につまらないひと。 自分の言葉も、考えもない、外身だけの塊ね。
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