記憶の日々




あの頃を思い出す日々。
忘れなければいけない?
そうして大事な記憶を捨てなければいけない?
あの人が例えそうしても
あたしが忘れることはない。
だけど記憶を共有したいという願いから
自分だけ覚えていても悲しいだけなのでは?
ああこの夕方
待ち遠しくて仕方が無かった。

一人は消し、一人は持つ記憶。
あたしはいつまで固執する?
あの人がとても大事なのに
邪魔をしてるだけ?
突然行方が分からなくなったら
あたしはいったいどんな気持ちになるだろう。
そういうことは来て欲しくない。
恐ろしくて、恐ろしくて。
こそこそと垣間見る今
それもやめなければいけない?

一方的なこの気持ち。



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