cahier@enpitu
DiaryINDEXpastwill


2006年03月14日(火) 寒の戻りらしい

 おやすみ。窓の外のよそのおうちの屋根の上に雪が積もっていた。
 郵便局で、チケットを送る。寒い。
 のぞいた古本屋で森博嗣「スカイ・クロラ」「ナ・バ・テア」の単行本を見つけた。本屋で「ダウン・ツ・ヘヴン」もあわせた3冊を見たとき、こういう装丁の美しい並べても楽しめる本を手元に置いておきたいと思ったことを思い出して手に取った。表紙をこちら側に向けて並べたらよさそう。でも、このカバーは新品を手に入れてなおかつ自分で透明のブックカバーをつけるくらい丁寧に扱わないと美しくないだろうと思って買うのをやめた。森博嗣氏は言葉の表記にかなりこだわるひとなので「ナ・バ・テア」はカタカナ表記だけ見たら造語かと思ったくらいだった。
 とりあえず並べてみる。綺麗。

スカイ・クロラ ナ・バ・テア ダウン・ツ・ヘヴン

 ZAZEN BOYSのCDを2枚レンタルしたけれども、がっかりした。同じ言葉を繰り返して何曲もかかれてもそれはアレンジでしかないように感じる。


 ジョブズ氏のスピーチを今さら読んだ。言葉が短くてもわかりやすい。動画も見たけれど話し方も好感が持てる。氏のプレゼンを生で聞きたいというひとがいるのもわかるような気がするな。内容自体はなるほど…と思う点がいくつかあるけれども、決断が必要になったとき自分がいつかは死ぬのだということを忘れないで置くことに目が止まった。穏便に生きていこうとするのならあまり必要の無いことなのかもしれないけれど。

ありとあらゆる物事はほとんど全て…外部からの期待の全て、己のプライドの全て、屈辱や挫折に対する恐怖の全て…こういったものは我々が死んだ瞬間に全て、きれいサッパリ消え去っていく以外ないものだからです。そして後に残されるのは本当に大事なことだけ。自分もいつかは死ぬ。そのことを思い起こせば自分が何か失ってしまうんじゃないかという思考の落とし穴は回避できるし、これは私の知る限り最善の防御策です。
http://blog.livedoor.jp/tomsatotechnology/


諒 |MAIL