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2024年08月22日(木) 妻のこと

股間の手術から昨日で1年が経ちました。私は今、43歳で試合に出た頃ぐらいの身体能力を取り戻しました。私は自分で奇跡を起こしたと思っています。でももし仮に今の私が股関節が良くならずに車椅子になっていたとしても杖をついて歩くようになってしまったとしても、しっかりとそれを受け入れて、頂いた自分の命と頂いた自分の身体を大切に、自分の出来る事を一生懸命に、今と言う時間を精一杯しっかりと生きていると言う自信はあります。それは何故そう思うのかと言うと、私は手術の後のリハビリで自分の足を持ち上げられない事に驚愕し1度は心が折れる音が自分の中でしました。たぶんそこから努力をしなければ本当にまともには動けなくなっていたかもしれません。でも面会に来てくれた妻の笑顔を見た時に自分の身体がどうなろうと自分は精一杯生きよう、せっかく頂いた残りの人生を楽しく生きようと決めたのでさ。私が手術が終わり面会に来てくれた時に見た妻の顔と私がリハビリをしている時に妻が来て、リハビリのあとに見た妻の顔は私にとっては天使に見えました。長男と次男も何度もテレビ電話で私を笑わせてくれました。自分1人のためだったら私は頑張れなかったかもしれません。妻と長男と次男がいつも私にパワーをくれたから私はひと踏ん張りする事が出来ました。本当に本当に感謝しています。妻はいつもポジティブに笑顔でいてくれました。私が最悪な状況になるのでは?と私にしっかりと話してくれ、私が絶望せず明るく考えられるようにしてくれました。たぶん私の手術のあとの状況や最初のリハビリの姿を普通の人が見たら、これから自分の生活はどうなってしまうのだろうと悲観してしまったり、それこそ私の姿を見て絶望して泣いてしまったかもしれません。あんな時に明るく振る舞えるなんてなかなか出来る事ではありません。私は妻の事を強い人だなと思いました。もしかしたら僕より強いんじゃないか?と思ったぐらいです。そして私は自分の弱さと直面しました。自分の弱さをしっかりと受け入れて、これからの人生でさらに自分を成長させて行きたいと思います。今日も全力で稽古をしました。今の自分が生きている事に心から感謝しています。


kanno

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