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2024年08月21日(水) 手術から1年

股間の手術から今日で1年が経ちました。手術の日からの事を考えると過ぎてみたら早かったとは全然、思いません。13時に準備を終え手術室の前で最終的な検査を終えて手術室に入り、目が覚めた時は18時を過ぎていました。生きていたのだと思いました。そこからHCUと言う部屋で12時間、機械に足を固定され身体に管がたくさん付いた状態で12時間を過ごしました。手術中に20%の血を失ってしまい血圧が低いため強い痛み止めが使えずベッドの頭を起こす事も出来ませんでした。痛みと水分も取れない苦しさで眠る事も出来ず、本当に長い長い12時間でした。本当に苦しい苦しい12時間でした。その12時間の事を考えても長く感じますし、そこから痛みと戦い眠る事が出来なかった3日間もとても長く感じます。それから自分は元の身体に戻れるのか?と言う不安と戦った入院中の3週間もとてもとても長く感じました。自分の心が折れそうな時もありました。夜中にふと起きてリハビリをした事もありました。毎日、病棟を歩いてリハビリをしました。自分の身体がどうなるか分からない不安と自分の身体が動かないもどかしさと悔しさで泣きたくもないのに気が付いたら涙が流れていた事もありました。そんな時は家族の事や極真空手の事や道場の事を考えて踏ん張りました。それが私の強い支えとなりました。そこから瞑想、呼吸法、柔軟体操、ウエイトトレーニング、基本稽古、型をコツコツと頑張り出来る事を増やして行きました。自分でも毎日毎日良く頑張ったと思います。その日々を思い出したら、人生で1番長い1年と言う時間を過ごしたような気もします。1年が経ち、私は気も心も身体も技も前以上に強くなったと思っています。絶望しそうな時に私が思った事を書いておきたいと思います。「この先、僕の身体が動かなくなったとしても、僕は生きている、今までの経験も知識もある、それを元にこれからを頑張ろう!僕には大好きな妻がいる、可愛い長男と次男がいる、そして自分の道場がある、大切な道場生達もいる、自分の本当に大切な物は何も失ってはいない。自分の本当に大切な物を力に頑張ろう!自分の本当に大切な物のために頑張ろう!」そう思えた時に開き直れて心が軽くなりました。またこれから1年頑張りたいと思います。


kanno

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