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店長のガラクタ部屋
つかちゃん

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2002年08月13日(火)
新盆見舞いという風習

お盆の初日。新盆見舞いという風習は全国的な物なのだろうか?
とにかく臨時に店を5時前に閉めた私と妻たかちゃん、それに息子のぴよぴよ丸の3人はお墓参りに出かける。もう一人の息子シャインは駅前のファミリーマートでバイトなので不参加。店から10分ほどの所にある我が家の墓地に線香をあげる。

それから知り合いの新盆の家に「新盆見舞い」に出かけるのだ。父と母には自宅の周辺の地域をまかせ、私はそれ以外の地域をまわる。
私が受け持ったのは11軒。
黒のズボンに白の半袖Yシャツに黒ネクタイという格好で1軒1軒廻って線香を上げ、祭壇に「新盆見舞い」と書いたのし袋にお金を入れて置いてくるのだ。この辺の平均は2000円らしい。冷たい麦茶をご馳走になり、お返しを貰って1軒終了。

これをすべての家で繰り返す。お腹はタポタポである。中にはお茶の用意を省略する家もあるが、替えってそれが嬉しかったりする。お茶を省略する家の場合はお返し物が入っている袋に缶入りのお茶が入っている。お返し物はのり・洗剤・せっけん・タオル・酒など。
そして新盆廻りも中盤にさしかかった頃、はじめの方に回った1軒でなんとYシャツのポケットに入れたままでのし袋を置いてくるのを忘れた家があることに気づく。全部廻り終わってからもう一度その家へ行く。そこの若奥さんが去年PTAで一緒でその関係で伺った家だった。

「すいませーん、先ほどはどうも。若奥さんいらっしゃいます?」と玄関で聞くと、その声を聞きつけてすぐに若奥さんが出てきた。
スラリと長身で黙っていれば美人のイケてる若奥さん、てるみちゃん。(金髪)

「あのさー、さっきこれ置くの忘れちゃって・・・」
「え?ほんと?ウチの?またうっかりしたね?うっかりつかちゃん。」
「そうなんだよ、またネタ作っちゃったよ。」
「あははは!みんなに教えなきゃ。」

(注;てるみちゃんのセリフはすべて標準語に翻訳してあります。)

19:30、やっとすべて廻り終わる。
急いで店に帰り浴衣に着替え、笛を持って家をでる。今度は盆踊りだ。
踊りとはいえ、場所がないので駅前の喫茶店の前の駐車スペースで盆踊りの曲を囃子連で演奏をするのみ。躍る人は居ないのだ。通行人が立ち止まって見て行く。9時過ぎまで演奏を続け、あとかたずけして軽い宴会。「八海山」をご馳走になる。最近囃子連に入った若い女の子と話す。親父ギャグの極意を伝授。聞くと高校1年生。若すぎ。しかもなんとお母さんですら私より一つ若い!

そんな風にして忙しい13日は終わったのであった。