ふふ。はらだたけひでさんの挿し絵が、とてもキュート。 ホントにイグアナはこんなのか、と思わず思って読んでしまう。 でも、本当のイグアナは、もっとグロイ(笑) さらに、本文中にもあるがお世話がめちゃめちゃ大変なのだ。 以前テレビで、イグアナを放し飼い(もちろん家の中)している のを見たことがあるが、あの時はたまげた。 部屋の中はまさに、ジャングル。緑と木と湿度。 人間が飼っているのではなく、熱帯密林のイグアナのすみかに 人がおじゃましている、という雰囲気だった。 そんな環境がいきなり振って沸いたようにお気に入りのサンルームを 占拠し、悪戦苦闘する樹里とパパとママ。 イグアナなんて捨ててやる!と言いつつ、なんとなく毎日共生していく ストーリーは目新しいものではないけれど、家族達の無責任さに 情けなさがリアルで、それに主人公樹里の冷めた小学生ぶり と淡い恋が、さりげなく楽しめた。
恐竜好きのムスコが読んだら「イグアナ飼いたい!」とか言いそうで 怖いかも・・・・ この本、しまっときたいような、出しておきたいような。 |
| 2002年01月17日(木) |
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