★今邑彩。 『時鐘館の殺人』

『時鐘館』と書いて、「とけいかん」と読む。
短編集で、各タイトルはかなり有名ドコロのパロディらしいのだが、
有名ドコロを良く知らないため、わからない。
気にかかることが三つある。
一つは、読んだ文庫の裏表紙に書いてあるあらすじ。
「締め切り直前の老推理作家が姿を消した」←確か本文中に四十六歳と
あったはずなのだが・・・後頭部はすり減っても、年齢まではすり減る
まいと思うのだが?
二つは、あとがきによれば、文庫に納めるときかなり手を加えたらしい。
もとネタがちょっと気になる。
もう一つは・・・・恥ずかしいけど言ってしまおう。最後の謎が解けない。
ヒントを求めてよそのサイトを回ったが、ひとつだけ「15分もかかって
しまった」というのを見つけただけに終わった。
ああー、ワタシは探偵にはなれない・・・・
え?探偵じゃなくても解ける?ああああそれをいわんといて。

表題作を含む6つの短編、ミステリとしては「黒白の反転」が一番
好き(怖い)が、一番怖いのは「恋人よ」、そしてストーリーとして
一番好きなのは「あの子はだあれ」(^-^)
2001年11月15日(木)
By ちゃいむ

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