表紙のイラストにちょっと違和感を覚えたが(決して嫌いな絵柄ではないが できればイラストがない方が束縛されない)、読んでみて大笑い。 こんなにばかばかしい話を読んだのは(しかも最後まで)初めてだ。 太田忠司さんのミステリは何冊か読んでいたので、図書館で調べるとき この題名を見て、「いったいどんな話?」と見当もつかなかった。 それが・・・この「家庭内冒険小説」・・・うーん。 戦車いきなり出てくるし! 読んでる最中に、きっとニタニタ、にやにやしていたと思う。 奇想天外という言葉では片づけられない、ハチャメチャストーリーで、 そしてミステリではなかった;;^^) そして・・・この楽しさが隅々まで共有出来うるのは、たぶん一部の人間 なのでは?と思い当たる。 「この日輪のかがやきを恐れぬのなら、かかってこい!」なーんて、 懐かしすぎて涙がちょちょ切れる・・・。 「ひとって食えるのか?」・・・これならもうちょっと新しいか? あくまでも、笑いに徹したことが、かえってよかったと思う。 いい気分転換になった。
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2001年07月24日(火) |
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