★恩田陸。 『ネバーランド』

恩田作品は、「六番目の小夜子」に続き二作目。
同じく高校生を主人公にした作品だが、ワタシの中ではこっちの「ネバーランド」
の高校生たちの方がだいぶしっくりきた。
最初は誰もがとらえどころがなかったけれど、段々4人の距離が近づいてくるに
つれ、それぞれの性格や役割が見えてくる。
ひとりひとりの持つ内面の謎の部分が、寝食を共にする中で次第に明らかに
なる・・・。
ただやはり、一作目ほどではないが、「自分はもうそんな世界が遠い」という
目線は残る。
もっと、早く読みたかったと思う。
2001年06月06日(水)
By ちゃいむ

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