☆松谷みよ子。 『小さいモモちゃん』

子どもの時に読んだ、想い出の本である。
初版が1974年だから、もう25年も昔に書かれたこのシリーズは、第6巻
まである。
そのうち、借りてきたのは、たぶん自分が読んだ所までと思われる、3巻まで。
小さい頃、このおはなしを読んで、子供心に衝撃を受けたのは、モモちゃんの
おとうさんとおかあさんが「さよならした」ということだった。
納得できなかった。
子供心には、そういう選択肢はなかったから。
哀しくて、もう読むのをやめた。
しかし、オトナになってしみじみ思うのは、その当時、こんな話題を児童書で
さらっと書けた、このひとの力量はすごかったのだ。
きっとそういう思いをしている子ども達も、いたに違いないのだから。
残りの三巻で、きっとモモちゃんもその妹のアカネちゃんも大きくなる。
そして、両親の選択の意味について考える機会もあると思う。
はやく、続きが読みたい・・・・。

2001年06月04日(月)
By ちゃいむ

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