詩的エッセイ、つづっています。...笑 満ちる

 

 

そよ風という名のヴァーチャル・リゾート。 - 2003年10月02日(木)

こんな感じ、こんな感じ!
部屋の角にはタペストリー、こげ茶の枠のミラー。
寝室と浴室は、木製の引き戸で仕切られる。
調度品のセンスを見習いつつ、
ちょっとした理想の空間に身をおいた。

東京という喧騒で、それこそ朝から晩まで働くわたしたち。
その街の異常さは、朝の電車をみれば誰だってわかる。
通りに面したその小さな部屋は、見事なオアシスとなってくれた。

手足を十分にひろげて横になれれば、それでいい。
ごく、ごくミニマルで、それでいて贅沢。
望んでいた部屋って、実はそういうものだったのかも。
あれこれ付け足しすぎて、身動きがとれなくなっていたよ。

身も心も、理性で満たされた夜。
なにやらとても、新鮮だ。
過ぎ行く時間が惜しくも有り、
また、新しい朝が待ち遠しくもある。




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