詩的エッセイ、つづっています。...笑 満ちる

 

 

ちぎれ - 2002年02月05日(火)

倉地さんが、発声のことをうるさく言い始めてくれたのが、
何よりうれしい。


今朝はマーチンを抱え、Like someone in loveを練習した。
四分音符を刻みながらメロディを歌う。
これがなんとも、気持ちいい。
数ヶ月、まともにギター弾いていない。
あったり前のコードが押さえられない。
鳴らない弦がある。
ここで気付いた。
いっぱい人に習って、知識身に付けて、
周りはプロばかりで・・・。
自分の未熟さに辟易、
「恥かけない」とか、「失敗できないっ!」とか、
つまんないしがらみにからみとられて いつしか
身動きとれなくなっていた。
何もムズカシイことはしなくていいから!
自分のもってる最高の声をとり出だして
気持ちよくみんなに届けたい。

あの人に、ソウルやロックやブルースでの
技量や地位やプライドを捨てて、
リセットかけていけばいいのにね、と、
友だちの話をききながらうなずいていたけれど、
人のことよりまず自分!
留学してた、とか、誰それに何を習った、とか、
どんなバンドにいた、だとか、
そんなことは白紙に戻して、
何もない地平からのリ・スタート。
私の影響の輪の中で、できることすべてやりきろう。

笑われたっていい。
コケたっていい。
イモ、でもいい。

人前で恥かかないと、もう一歩も前に進めないことにようやく、気付いた。
どうしようもなく、ださくて情けない自分を認めてさらけ出す勇気。
今、この手のひらの中にある。

こんなことを認識して気付くまでに、
長ーい時間がかかったけれど、
やっと!やっと裸になる覚悟ができたんだ。

・・・
過去を語るのは、まだまだずっと、後でいい。
うん、そうだよねっ!


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