詩的エッセイ、つづっています。...笑 満ちる

 

 

憧れていたあの子 - 2001年10月06日(土)

出身の小学校で、16年前に埋めたタイムカプセルを開く会。
4年のときに埋めたので、5年から転校してきた私の分はないけれど、
みんなに会いたいような気がして足を運んでみた。
昔、すっごくおてんばだった頃(今もか!?)の仲間が
集まって、思い出話で盛り上がる。
印象的だったことがひとつ。
私はどちらかというと小学校ではいじめられっ子だった。
男の子にはからかわれて毎日のように泣かされてたし、
華やかな女の子グループに無視されたり。
今思えば多分に思い込みや被害妄想が入ってるかもしれないけど、
当時の私にとってはでっかい問題だった。
あの頃、性格が合わずにうまく付き合えなかった子が来ていた。
うちらの学年だけでも数十人きていたけど、
彼女の風貌が一番変わってしまったように思えた。
どこかやつれた感じ。メイクも濃かった。
一言二言私の方から話し掛けてみたけど、
私のことなんてなんとも思ってない感じが伝わってきて
寂しい気持になったから、その場を急いで退いた。
二人の間を、冷たい風がシュビュッ。。
他の友達とかわるがわる話す中でも、遠巻きにその子のことを、
「なんだか変わっちゃったね〜・・・」という声をそこここで聞いた。
大人っぽくて、かわいくて、雰囲気があって、人気者だったあの子。
いつもみんなの輪の中心にいた、あの子。
時の経過と、そのすごし方が一人ひとりみんな違っていたんだな、と、
卒業からの13年を思った。


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