ハリーポッター*ハリー×ハーマイオニー - 2005年10月15日(土) 例えば明日提出の宿題にちっとも手をつけてない僕を君は怒るけど、クディッチの練習で毎日へとへとなのをちゃんと知っているから結局ぷりぷり文句を言いながらも一緒にやってくれる。 例えばロンと何もかもが正反対の君は彼といっつも喧嘩してるけど、ロンが誰かに中傷されたときは彼との喧嘩の時とは比べようもないくらいの剣幕で怒ってるの、僕もロンも知ってるよ。 君とロンは僕の親友で、でも君への「好き」とロンへの「好き」が全然違うものになってしまったことに、僕は気付いてしまったんだ。 「ハリー?どうかした?」 そう言って君は僕の隣で笑ってくれるけど。 「私の顔に何かついてる?」 本当はちょっとだけ、そのことが辛い。 「ハーマイオニー、僕たちずっと一緒にいたいね」 でも君はきっと笑って言うんだ。 「ずっと一緒にいるわよ。私もロンも、ず――っとあなたのそばにいるわ。だってわたしたち親友じゃない!!」 ありがとう、としか。 僕は返せないけど。 風になびくふわふわの髪や、女の子らしい柔らかくて暖かい肌や、意思の強いくりくりの瞳を。 言えないよ。 全部全部本当は、僕のものにしたいだなんて。 ...
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