「静かな大地」を遠く離れて
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2001年09月18日(火) |
ボストンから出撃せよ!(1) |
題:96話 札幌官園農業現術生徒6 画:へら 話:札幌はすごいぞ。新しいものがたくさんある。
三郎君が札幌へ行ってから、あまりにもハマりすぎのネタが多いので、 かえって僕が書くべきことがないという話もあります(^^; 明治の札幌とアメリカ、…直球すぎて打ち返せない。
もともと、あんまり関係ないようなネタを無理繰り連載と結びつける、 G−Who“一人ごっつ”みたいな日録なので(笑)
御大が、2001年は北海道を舞台に新聞連載をやる、と聞いた時点で 「もう、それやっちゃうの?」と思いつつも、その最も“濃い”読者は すでに自分だろうと思っていた。
2000年秋、僕がその後、半年以上“ネット隠者”になった、 ある意味でのきっかけとなったかもしれないアメリカ観光旅行のことを ツボを押さえて説明するのは未だに難しい。 先日、以前の掲示板へのカキコミを再編集して採録した日のところを 読んでいただければ概要はわかるのだが、昨今いろいろアメリカに ついての話題も喧しいので、自分の中のアメリカを再確認したいと思う。
僕が、アメリカ文化に憧れたことが一度もないまま大人になった、 稀な(<と思う)戦後日本人だということを前提に置きたい。 そして観光旅行嫌いだったのに30歳過ぎてあちこち出かけるように なっても、新大陸には行ったことがなかった。
で、「ホントに極私的G−Whoアメリカ旅日記2000」掲載。
「ギリシアの誘惑1999」を想像されると困る。 っていうか全然違うもの。あれ風にリライトするのは、もう無理だ。 従って不親切でも原テクストそのままを、自分のための記録として残す。 肝心の部分、感じたこと、考えたことが淡泊なのは、ほんとに自分用の メモだから。G−Whoマニアには、研究上の価値はあるでしょう(^^;
「ホントに極私的G−Whoアメリカ旅日記2000」
2000年10月8日
Bostonにて。 今回も公開を前提とした「旅日記」はつけない。 ミレニアム年越しのアイルランド旅行の時は何を思っていたのか、 ひどく孤独だったことと、それを楽しんでいたことは記憶にあるが、 “歩いていこう”という意志のようなものと純化した形で向かい合えた 気がした。今回もその延長上にある。 まずはボストンの残り二日の宿を押さえよう。それ以外はフェアヘイブン に行くこととナンタケット島に行くこと、あわよくば。 明日はひとまずこの街を探ろう。 ジャケットを買ったりシャツにアイロンをかけたり。 美術館と水族館とノースエンド地区。やるべきことがいっぱいある。
今、日本時間は朝8時、昨夜寝たのが3時間足らずだったことを考えると 機内で多少眠ったとはいえ夕食をパスしても怠け者観光客の誹りは免れるだろう。 Bostonの印象は…横浜! 歩きがいのありそうな街である。 ジョン万次郎の物語『椿と花水木』を上巻まで読んで到着。 機上から見た紅葉といい、北海道を感じるマサチューセッツの秋。
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