「静かな大地」を遠く離れて
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2001年09月17日(月) 美味そうなユートピア

題:95話 札幌官園農業現術生徒5
画:指ぬき
話:珍しいものを食ったぞ。

三郎君、ジャガイモに出会うの巻。今日はずっと“食う”話ばかり。
おまけに新聞連載小説らしく、下の欄の広告は『オレンジページ』誌で、
特集は「秋の具だくさんご飯 下ごしらえラクラク」だったりする(笑)
馬鈴薯のうまさに驚く様、それを弟に書き送る初々しさが微笑ましい。
この男が夢想するユートピアならば信頼できる、という気になる。

そういえば、いま気づいたけど今日は、一食もしていない(^^;
「ウイダーENERGY in」と「ウイダーPROTEIN in」と
野菜ジュースと饅頭を摂取して一日走り回り、今「Fran森いちご」を
食べているという状態。やはりムース・ポッキーより優れものだと評価♪
こんな食生活じゃ、アガリクスもプロポリスもウコンも効くまいて。
柴田さんが身重の恵里と那覇の古波蔵家を訪れて、おばぁが出してくれた
朝食を見て「いいなぁ、本物のオキナワ家庭料理…」と呟くシーンを夢に
見そうな気がする夜、…明日は食事するぞー、おぉー!
そーか、帰宅する自転車に乗ってるときから妙にハイな自分に気づいたけど
これは「絶食ハイ」だったのかもしれない(^^;

普段は段取りとしての栄養摂取って感じだけど、僕は城ノ内真理亜なみに
食べることへの関心の高い人間なのです、本来。
でもこの週末は、誰とも会食も出来ず。日曜の夕方になって、一回くらい
誰かと食事したいと思って携帯メールで連絡とった相手にも先約あり、
しかも自分ちで料理して楽しいディナーのご予定だとか。一際ブルーなり。
メニューは、「パスタ・アマトリチャーナと海老のグリルとシチリア風豆の
サラダ」だそうな。…わざわざ教えてくれて、どうもありがとう!(;_;)
#でも、そのうち僕にも手料理食べさせて下さいね〜♪

切通理作さんの『宮崎駿の<世界>』(ちくま新書)を読んでいて幸福なのは
コナンやルパンの世界の食い物が美味そうなこと。そしてそのへんを喚起する
ディティールへのこだわり方をした切通さんの宮崎論は、実に説得力に富む。
「ちゅらさん」も食べ物にはこだわったドラマだった。
つまるところ、良い作品、魅力的な作品は、食べ物の描写が優れているのだ。
星野道夫も須賀敦子も、きっと食べることの好きな人だったに違いない、
と断じてみる。ほんとうに美味しいものを知っている人。
美味しいものを幸福そうに食べる人は好きだ。

というわけで今夜は満腹の夢を見つつ、睡眠不足のまま明朝を迎える(笑)
昨日の「不謹慎」な爆笑問題ネタ、みなさまいかがでしたでしょうか?(^^;
不愉快な思いをされた方もいらっしゃるでしょう。
“もしも松本人志だったら”篇というのも書こうかと思いましたけど、
夜中に真剣にネタ考えてる構成作家みたいになってしまうのでやめます。
ほんと、世界経済と狂牛病と東京直下型地震のほうが大問題だよ、きっと。
そういえば村上龍氏のJMMも明日緊急発刊で「同時多発テロ」をテーマ
にするらしいけど。世界のサカモトin NYからのメールとかも載るかな?



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