「静かな大地」を遠く離れて
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題:44話 最初の夏14 画:胡桃 話:林の中の道でオシアンクルたちと対峙
道。林の中の狼や熊が辿るような道から、商人が往来する街道、 そして兵隊たちが行軍できるような道路。 北海道の道、特に峠とかトンネルは、もし自分に霊能者的な資質が 備わっていたとしたら、きっと近づきたくない場所だろう(^^;
なぜなら明治期に、いわゆるタコ労働者が沢山、命を落とした場所 だろうから、恨みを呑んで死んでいった者たちの白骨が埋まってそうで。
北海道は、そういう歴史を背負った土地でもある。 「納涼、怖い話特集」どころではなく恐ろしい、白骨の大地なのだ。 ま、関東も特に鎌倉あたりは“濃い”らしいけどね。 視えない人でも、心身に変調を来したりはするものなのだろうか。 こわい、こわい。
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