「静かな大地」を遠く離れて
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題:42話 最初の夏12 画:笹の葉 話:普請場でアイヌの男児たちと邂逅
結構、建築好きな僕としては普請の様子やアイヌのチセ(家) なんかにも関心を持ってしまう。 なので三谷幸喜氏の映画「みんなの家」は、とても面白く見た。 そういえば田中邦衛つながりの「北の国から」も、ずいぶんと 家屋とか普請ということへの関心を募らせる作品だった。
“北海道の表象イメージ論”を関心の守備範囲とする当日録の 執筆者的には「北〜」は最重要作品のひとつ。 単なる田中邦衛マニアというわけではない(笑) 富良野にも何度も行ったけど、まぁ観光と仕事と半々くらい。 一度客を案内したというか、観光につきあった際に観光バスに 乗ったことがある。夏の盛りの季節だった。
何しろ列車を降りると既に駅舎で、さだまさしのハミングが 聞こえてくるような有様。バスは「中畑のおじさんの家」とか 案内しながら「五郎の家」を目指して進む(笑) 車内でガイドの口上がない時間帯は、サントラがエンドレスで かかっている。
まだ撮影に使われる予定の「新五郎の家」も一寸離れた場所から 見物できるようになっている。なんだかなぁ、と言いつつ結構 喜んでみていた。 妙に記憶しているのは、あの爽やかな夏の日、一冊の本を夢中で 読んでいたこと。 個人的には、トータルでとてもバランスの取れた楽しい一日だった。
…その日、読んでいたのは、『魍魎の*』(←字が出ません(^^;) とっても楽しい夏の想い出です(歪笑)
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