「静かな大地」を遠く離れて
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2001年07月23日(月) 魍魎の国から

題:42話 最初の夏12
画:笹の葉
話:普請場でアイヌの男児たちと邂逅

結構、建築好きな僕としては普請の様子やアイヌのチセ(家)
なんかにも関心を持ってしまう。
なので三谷幸喜氏の映画「みんなの家」は、とても面白く見た。
そういえば田中邦衛つながりの「北の国から」も、ずいぶんと
家屋とか普請ということへの関心を募らせる作品だった。

“北海道の表象イメージ論”を関心の守備範囲とする当日録の
執筆者的には「北〜」は最重要作品のひとつ。
単なる田中邦衛マニアというわけではない(笑)
富良野にも何度も行ったけど、まぁ観光と仕事と半々くらい。
一度客を案内したというか、観光につきあった際に観光バスに
乗ったことがある。夏の盛りの季節だった。

何しろ列車を降りると既に駅舎で、さだまさしのハミングが
聞こえてくるような有様。バスは「中畑のおじさんの家」とか
案内しながら「五郎の家」を目指して進む(笑)
車内でガイドの口上がない時間帯は、サントラがエンドレスで
かかっている。

まだ撮影に使われる予定の「新五郎の家」も一寸離れた場所から
見物できるようになっている。なんだかなぁ、と言いつつ結構
喜んでみていた。
妙に記憶しているのは、あの爽やかな夏の日、一冊の本を夢中で
読んでいたこと。
個人的には、トータルでとてもバランスの取れた楽しい一日だった。

…その日、読んでいたのは、『魍魎の*』(←字が出ません(^^;)
とっても楽しい夏の想い出です(歪笑)


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