「静かな大地」を遠く離れて
DiaryINDEX|past|will
2001年06月30日(土) |
夏は時間が溶けていて |
題:19話 煙の匂い19 画:干し蝦 話:「彼方の事情に詳しい者など実はいなかったのだ」
とことん土地にも組織にも血縁関係にも帰属意識のない根無し草が 身に付いてしまっているライフスタイルのせいか「先祖伝来」なんて コトバが出てくると逆に興味深かったりする。
なにせ一代前の先祖とも疎遠なので、それ以前を遡る知識はほとんど 絶無に近いのだが、そのへんは日野啓三氏や龍村仁氏ではないけれど 「個体」としての「私」を超越する時間スケールの記憶みたいなもの に大きく身を委ねているので、さして寂しいとも不義理だとも思って はいない。…いや、まぁ単なる親不孝者というヤツやね(^^;
一日遅れで昨日の日録をやっつけで書こうと思って書き始めたら ついリキ入れて書いてしまって、もう深い時間です(^^; 明日は芸術座へ金子みすず(詩作をした女性)を描いた舞台を観に 出かけなければならないので、これ以上の睡眠不足は避けたい。 よって本日の日録は簡単に終了。明日から7月に入ります。 なんだかんだいってどうにか無理矢理続けてますな。
北海道から本州=南の島へ戻ってきて二度目の梅雨〜夏なんだけど、 最近世間の人が暑い暑いと言っているのを聞いても、今週あたりは 朝から晩まで窓もないような場所で労働してたので実感なし(^^; 昨年に至っては恐れていた夏バテにもなった記憶がない。 昔は10月になると万歳するくらいに夏が苦手で難儀してたのに。 今年は何か夏らしい体験があるかな? すっかり日付も変わって7月なので、毎夏の恒例文句を書いておこう。
「夏は時間が溶けていて、いつかの夏とつながっている…」
ふと射し込むように亡くなった二代前の先祖のことを想起したりする。 誰も自分がどこから来たかなんて知らない。 でも憶えているような気がすることもある。 どこかで、何かがきっとつながっている…、
|