「静かな大地」を遠く離れて
DiaryINDEX|past|will
2001年06月21日(木) |
ミニマルな朝(就寝前) |
題:10話 煙の匂い10 画:干し椎茸 話:“稲田騒動”の帰結としての、八丈島と北海道
私事になりますが、帰宅が29時というのも切ないものがありまして、 午後まで寝ていられるならともかく、今日はそうも参りません。 雲があるせいか、もう日は昇っているのだけれど、妙な明るさと翳りが 同居した、でも間違いなく朝の空気の中を例によって水色の自転車で 走り抜ける。周りは樹木が生い茂る森のような場所。
もう朝刊を売っているけど、これからここを更新して寝るとしよう。 こんなときは、グレン・グールドのゴールトベルクが効く。 普段から夜かけるCDはほとんどこれ一枚というくらい音楽に疎遠な 暮らしをしている人間なのだが。ちなみに朝はモーツァルトの何枚かが ヘビー・ローテーションで、他はいらないと言っても過言ではない。 音楽でもなんでも、そう無闇に消化する胃袋は持ち合わせていないのだ。 本だって実は超遅読なので、一冊手を出すのに結構勇気が必要になる。 できれば本なんて読まずに満ち足りた精神生活が営めればかっこいい。
さて「静かな大地」。 今日も本気になれば書きたくなることはいくらもある。 「シイタケと北海道の森と四国」だって語れてしまうし、 昨日の坂本龍馬とジョン万次郎の書誌的補足もしておきたいし、 「南」(=八丈島)と「北」(=北海道)の話もしたい。 これは、さりげなく今日描かれた重要な見取り図。試験に出る(笑) それと身体感覚としての植生に対する感知能の曖昧さと強さの関係。 どれもそれなりの要素が入った、長い話になりうる。 いったいなんでこんな「ネタ持ち」みたいになっちゃたんだろう?(^^; 来週はもっと忙しくなるので、なかなか欲求不満になりそう。
あと作品コメントとしては、いま“史実”(らしきディテール)を 積み重ねて丁寧に、一生懸命積み上げて、いったいどんな大きい嘘を つこうと画策してくれているのか、なんだかしっかり書き込んで あればあるほど「さぁ大嘘つくぞぉ」と、ほくそ笑んでいる御大の顔 が思い浮かんできます、ちょっと人相悪いけど(笑)
その池澤御大、この週末は札幌だとか。 僕はトウキョウで惰眠を貪っていることでしょう。 できればせめてマトモな食事の一回でもできればいいな(;_:)
|