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2002年05月23日(木) 鑑賞授業「ざこば独演会」〜落語のおもしろさ〜

大ホール

《内容》
ちょうば「米揚げ笊(こめあげざる)」
出丸「田楽喰い(でんがくぐい)」
ざこば「厩火事(うまやかじ)」
む雀「ちりとてちん」
ざこば「天神山(てんじんさん)」

《感想》
落語は、大学時代に落研を見に行ったの以来。プロの噺家のは初めてだった。
初めてのが「ざこば」というのに不安を抱きつつ、取りあえず楽しめたらいいかなと思いつつ出かけて行ったが…いやはや。
当然、ざこばを好きだという人も大勢いることと思うので、それはそれで一つの芸人だと認める。
しかし、私自身が好きかどうかと問われれば…すみません、だめでした…。
帰り道にいろいろ話をしていて、ざこばに限らず、オチが見え見えであかんかったという意見もあったが、これは私は別にこだわらなかった。だって、古典落語の場合は当然筋を知った上で見るのだから、どう落とすのか自体は「筋」としては決まってるのが当たり前ではないかと思うので。
私はやはり、噺家はその「語り口」「見せ方」だと思うのだ。
だから、オノマトペやいろんな所作、そういうものに魅力を感じる。
単なる「トークショー」を見に来た訳じゃないのだから、その人個人のどんな面白い話をしても、それがメインで「面白かった」ではなぁ…と言う気がする。
と言うわけで、今日の演目の中では、私はむ雀が一番単純に楽しめた。話自体はよくあるパターンではあったが、声音の使い方が好きだった。何より、久しぶりに茶碗蒸しを食べたくなってしまった…。

それにしても、客席の雰囲気がこれまでにない独特の雰囲気で、面白いというか何というか…。


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