P-diary
Piccolo,Play,Practice,Pleasure,Process,Pray,…Precious!

2001年11月13日(火) 即興〜共演する?〜(3)

谷先生最後の授業。

1,番号回し

輪になって、右に渡すときは右手を腰に、左に渡すときは左手を腰に。
ただし、7の付く番号の時は足で外向きに蹴り上げるようにして左右を指示。
7の倍数の時は足を内向きに蹴り上げる?(ちょうどボールをパスするみたいな感じ)で左右を。
→集中集中。油断をすると、27,28のようにややこしいのが続いたときにうっかりしてしまう。
テンポがついてくると、向きが変わっても気付かずに勢いで数字を言ってしまったり。
私にしては珍しく、最後の方まで残った。進歩進歩。
で、油断してしまいました…。


2,声のトーン

(1)輪になったまま、順番に「熱いやかんに触ってしまい、火傷の熱さが持続している」状態を声で表現。
「持続」がポイント。「熱かった」ではない。
やりにくければ、「痛い」でも良い。この場合、例えば結婚式で言ってはいけないことを言ってしまい友人が足を踏んで止めている、その時の足の痛みのように大声でアピールは出来ないような状態。
続いて、寝起きの声。起きてきて、居間で親と話をしてる。
「今何時、今日やすむわ。」ってな感じのことを。

→声の大きさで表現しようとしてはいけない。声の高さがポイント。
「痛い」「熱い」時は、高いところから出てくるような声。とがった声。
必ずしも大きくなくて良い。
「寝起き」の時は、身体中の緊張が解けている感じ。リラックスリラックス。
そうすると、下の方、背中の方から声が出てくる。身体全体から響いてくる。
少しでも緊張していると響かなくなる。
小さい声とは限らない。絞るような声でもない。

※普段「無意識」で出来ていることを、「意識」して出来なくてはならない。
※声の強弱だけでなく、高低で変化を付けられるようになると、声の演技の幅が広がる。


(2)電話の受け答え。
最初は「バイト先の上司」から、急にシフトに入って欲しいと言う電話。
非常に困っているらしい、がどうしてもその日は無理。申し訳ない…と言う態度で対応。
キャッチが入り、切り替えると「母」から、何かうっとおしい話。
うっとおしい、じゃまくさい、という態度で対応。
最後のキャッチで、今自分の中でちょっと狙ってる異性からデート?の誘い。
嬉しいが素直に嬉しさを表現するのではなく…。

→声の高さ、口調、姿勢の取り方などが、変わってくるはず。
相手の言うことをしっかりイメージして受け答えする。


3,喫茶店のエチュード。

女二人組AB。Aの彼が実はBともつきあっている。Aは先日二人がデーとしているのを見てしまい、その現場である喫茶店にBを呼び出した。
Bは場所が場所なのでちょっとドキドキ。でも、まさかばれているとは思っていない。でも不安。緊張を隠すように明るく登場。無表情のA。

注文。
B「(Aに)ホットでいいよね、…ホット二つ」
A「(すかさず、無表情にかわいい声で)ストロベリーサンデー!」
Bが彼と食べていたのだ。はっとするB。ウェイトレスも声の大きさに驚き思わず見る。

なんとか話を誤魔化そうとするB。
B「ストロベリーサンデーなんか食べるんだ」
A「そう、彼氏と入るときとか」
B「(えっ!)」
A「うそうそ」
Bの反応を見るA。

ストロベリーサンデーが来た。Aの前に置こうとするが、
A「彼女に。」

以下、Bの泣き落とし、開き直りなど、女同士の対決が続くハズ…だが時間切れ。

→Aは動かない。動いてる人を、観客は見るので二人が動くと分散してしまう。
相手の動きをじっと待つ、タイミングが来るまで焦らない。
必要以上に動かない。
客に「今困ってます」とかを説明しようとするのでなく、あくまでも相手(役)に伝わるように。
それが「共演」。舞台上で役者同士の共演、そして客席との共演。
客席に向けて働きかけるときも、客席の呼吸に合わせることを心がける。


☆最後に、先輩としてのお話に、かなり感動のふうちゃんでした。

初舞台の感動を越える感動はない。


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