P-diary
Piccolo,Play,Practice,Pleasure,Process,Pray,…Precious!

2001年06月28日(木) 「劇表現(4)」

『意識はどこに?』

久しぶりの劇表現。何をするか、ドキドキしながらの授業開始。

◎しっぽ鬼
タオルをズボンの後ろに挟み込んで、しっぽに。
それを取られたら負け、という非常に単純明快なゲーム。
しかし、これが燃える燃える。
一回目は、2本くらい奪取したものの、気を抜いた瞬間取られていた。
いつ、どんな状態で取られたかを反省し、2戦目。
背後に意識を向けて、と思った瞬間、取られていた。あっという間に終了。
3戦目は二手に分かれて、対抗戦。
作戦を練り、3人一組で立ち向かうことに。
が、敵も同じ手を考えてきており、笑った。結局、うちのチームの勝利。

→背後というのが、一番意識が薄くなりやすい。
そこをいかにして意識するか。

◎タオルパス
大きな輪を作り、ボール状にしたタオル等を「1,2,3」のリズムで右の人へ投げ渡す。
相手をよく見て投げないとあらぬ方へ飛んでいってしまう。
初めはひたすら右へ右へと渡していく。なかなか上手くいかない。
そのうち「チェンジ」で反対方向へ。ますます上手くいかない…。
が、段々要領を覚えてきた。確かに、投げる方向をきちんと見ていないと相手に迷惑。
ちゃんと見て投げれば、ちゃんと届く。
みんなが相手を思って投げれば、受けとめる方は非常に楽。
慣れ来たところで、今度は落としたら「アウト」と叫んで抜けることに。
両隣の人はそれを聞いたら、流れを止めないように気を付けて受け渡す。
抜ける人が増えれば、輪を縮める。
流れを見て、復帰出来ると判断したら、すかさず「イン」と叫んで復活。
動き自体はそんなに激しくないのに、やたらと汗をかいた…

→何を意識するか。
自分が受けとめることだけを考えていては上手くいかない。
大きな輪の中に自分がいることを忘れては行けない。
特に、後半は自分が落としてしまったときに、自分のことだけ考えて、落としてしまったことに言い訳やらなんやらでぐずぐずしていると、流れを止めてしまう。
インで入る時も、入ろうかどうしようか迷ってウロウロしていると、やっている人の迷惑。
やっている方も、インで入ってくる人、アウトで抜ける人を意識していないと、いない人のところに投げてしまったり…
あれこれ意識しないといけないのは難しいが、逆に、いかに自分が自分しか意識していないかということを改めて認識した。

◎チッチッチッチッバリチッチ(?)
一班8人くらいの4つのグループに分かれ、表題のかけ声に合わせて手を左右に振り、踊る(?)。
言い終わったところで、リーダー(先生)が「3」とか「5」とかと数字を言う。
メンバーはかけ声が終わった瞬間、その声を聞きつつ、座るか立ったままかを判断。
その時、立っていた人数が言われた数字と同じならアウト。
親指を立ててやる「いっせっせのせ、4」ってやつと同じ要領。

→これは言い終わったときの集中力、かな。
「後出し」のような、数字を聞いてから考えて座るのはあかんけど、瞬間的に声を聞いて判断して座る。
結局、最後の方はギャンブルのようになってきたけど。

◎椅子取り
人数分より10数台多めの椅子を内向けに大きな輪にして並べる。
鬼は二人。(そのうち3人に)。
膝の間にもの(バレエシューズ。タオル)を挟み、落とさないようにジャンプしながら移動。
輪の真ん中から出発し、空いている椅子に座ろうとする。
他の人は、鬼を座らせないように、横移動をして阻止。
座られたら、それを阻止できなかった者が次の鬼。

→鬼は動きがスムーズに行けないので、一見阻止するのは簡単そう。
でも、二人、三人いるので、一カ所に意識を集中して阻止している内に、反対の方で簡単に座られてしまったり。
やっぱりこれも、全体をみて動くとか、そういうことにつながるのかな。
後半、鬼が増えたのもあるが、結構穴が多くなってきた…

◎足周りのストレッチ
いつもと同じような感じで。
ちょっと新しかったのが、股関節を開いてストレッチした後、前の足を伸ばし、後ろの足は正座の状態で、その上に腰を落とす。
で、息を細く吐きながら、視線は前方の一点に集中して、息と視線で穴を開けるような感覚で集中集中。それに合わせて上体を倒していく。
一点を集中して見つめる練習でもある。

◎柔軟
股関節をほぐした後、大きなボールを抱えるイメージ。
そのボールの回転を利用するようにして身体を左右にひねる。
ゆっくり、ゆっくり声を出しながら。
今度はそれが、前に転がるような感じで前方にころころころ…
最後はボールを遠くへ投げる勢いを借りて、前方へ脱力。

海草になったつもりで、海草の笑い声や鳴き声、怒った声を出しつつ、上半身ゆらゆら…

◎腹筋
「しりとり腹筋」みんなで輪になり、しりとりをしながら、一つ言う度に身体をVの字に(膝は曲げ、足先は前方に。)起こす。
それだけのことだが、四〇人位の輪。一周するだけでも大変なことに。
おまけに、同じ事を言ってしまったり、詰まったりしたらペナルティで全員で五回腹筋。
…わたしも同じ事を言ってしまった。つまり。腹筋だけに集中していてはだめ。
周りを意識しつつ、腹筋も手を抜かない。
そのうち、首から上しか動かなくなって、腹筋というより、首の運動になってしまい、反省。

◎背筋
まず、ブリッヂ。これが、やはり出来ない。二〇数年、できた試しがないので、今さら無理かなと諦めつつ、でも挑戦。
何となくあと一歩、という気もするが、よく分からない…。
他の人は、それで歩いたりもしている。

「バッタ」
うつぶせになり、両腕は身体の下に入れる。足は膝の裏を伸ばし、足首は直角につま先を床に付ける。
すると、膝が床から浮くはず。
おでこを床に付ける。
その状態で息を吸うと、お腹が脹らみ、その勢いで身体が上に持ち上がる。
おでこは付けたままなので、下半身が浮き上がる。
そのまま反り返り、両脚は伸ばしたまま、足首は直角のまま、ちょうどカマキリの鎌のような形に。
出来る人は、本当にまっすぐ上ぐらいまで伸び上がっていたみたい…すごい…

最後に手を使わずに立ち上がる。素早く、スムーズに。

→四月当初はほぼ毎晩ストレッチとかやっていたこともあったが、最近は正直なところそんな余裕もなく…
気が向いたときに、ちょっと申し訳程度にするくらいだった。
さすがに前日は久しぶりだし…と一通りやってみたが。
しかし、今までが本当にほったらかしだったせいか、ちょっとやっただけでも、効果を感じる。
四月、一番初めは何をするにもついて行かれず、あちこち痛くてたまらなかったのに、少し楽になってきた。
すこしやっただけでこれだけ変わるなら、やはりもっとしっかり家でもやらなくては。

◎小品発表について
打ち合わせと、出来ている班の稽古(披露)。
どうしても全員集まれ無いというのが物理的にも精神的もネック。
本当はそれも乗り越えなくてはいけないのだが。
各班の報告もあったが、どこも台本が出来る出来ないにこだわっている部分もあり、まず動いてみることも大事だと、先生からのお言葉。

◎バレーボール
もちろん、ボールはなし。ボールの行方を六人で集中すると同時に、レシーブやアタックの際には「ものの名づくし」
サーバーが「テーマ、色」と言い、サーブを打つときに「赤」、すると相手のレシーバーが「黒」「黄色」「みどり」で相手に打ち返す。
詰まったり、同じ言葉を言ったり、時間かかりすぎたら、アウト。
全員は出来なかったが、見ていても面白かった。
単純に、みんな良く知ってるなあと感心…
唄のタイトルとか、映画とか、…

◎宿題
今までに見た一番面白い人についての作文。
200〜300字、だったかな。

※今回は、一見遊んでばかりだった。が、こんなに必死になって遊んだのは本当に久しぶり。
大学のバレーボール以来かなあ。
近くまで一緒に帰ってきた同僚に、仕事のこと忘れて楽しんでおいで!って見送られたけど、本当にその通りの授業だった。
が、遊んでばかりといっても、それぞれに何らかの意味もある。
言い方を変えれば、どんなことにも芝居の練習とか演じる上で大事なことの要素って含まれていることを実感した。


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